Fashion

作家・朝吹真理子が纏う、
〈ナナミカ〉のバルマカーンコート。by nanamica
February 09, 2023 / 〔PR〕

ラグランスリーブにAラインシルエット、コットンツイル素材を使った、〈ナナミカ〉のバルマカーンコート。スタイル自体はとてもクラシックだけれど、防風・防水透湿性に優れたゴアテックス ファブリックスによる機能も備えている。アナログとハイテクが共存するこのコート、朝吹真理子さんの日常ではどんなシーンを描くのだろう。

「早く書きたい」って思いながら歩く時間も大切。

 

家よりも喫茶店などで執筆することが多いという朝吹さん。喫茶店に行くまでの歩く時間も大切で、「歩いているのが好きなのもあります。早く席に座って書きたいと思いながら、うっかり遠回りして、散歩したり。身支度を整えているときから、小説がゆっくり動いている日があって、書きたいけれどまだ書けない、そういう時間があると、パソコンを開いたときにすぐ創作に飛び込めたりして、準備万端と思って席にいそいそ着いたら、イメージが消えてしまったり、書くことって本当に不思議です」。そして、大事な商売道具のノートパソコンを裸のまま無造作に持ち歩くことも多いという朝吹さんは、急な豪雨に見舞われ、過去に何度かパソコンをダメにしているそう。「このあいだは、京都で祇園祭の神事をみていたときに、一雨降ってきてしまったのですが、お祭りをみることに集中しすぎて、あとでパソコンが水没していたことに気づきました」

 
コート ¥121,000(ナナミカ)その他すべて私物
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朝吹さんが選んだのは、ゆったりとしたシルエットのネイビーのバルマカーンコート。「タテ糸とヨコ糸の色が違うそうで、光によって色が変わって見える紺色に惹かれました。ゴアテックスだと、雨が降っても、すみやかに、パソコンをコートに隠せば守れますね(笑)」

 

本のある空間が好きだから、図書館や本屋は日常の場所。

 

朝吹さんにとって、図書館や本屋など本のある場所へ行くことは、とても日常的なこと。執筆中の題材の資料探しのためのときもあれば、ただふらっと立ち寄ることもある。急ぎ足で外を歩いてきて、そのまま室内でこのコートを着ていても、「蒸れない」。そう、案外知られていないのだが、ゴアテックスは透湿性もある。しかもチェックの裏地は吸水速乾性に優れたクールマックス素材。どんなシーンでも快適な着心地が約束されているのだ。また、ラグランの袖は肩まわりにゆとりがあって、コートを着たまま棚から本を出し入れできる。

 
コート ¥121,000(ナナミカ)その他すべて私物
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「鞄に本が入っていると安心します。自分が過ごしている時間以外の時空が、本をめくるとあらわれるのがいいです。でも、図書館や本屋に行くと、あまりにたくさんの本が並んでいることに気絶しそうになったりします。こんなにたくさん書かれたものがあるなら、もうこれ以上書く必要はないんじゃないかって思うんですが、それでもやっぱり書きたくなる。強欲ですね」

 

コットンならではの経年変化を楽しみたい。

 

昨年春、代官山にオープンした〈ナナミカ〉初のウィメンズを展開する『ナナミカD.W.S.』。店を訪れた朝吹さんが〈ナナミカ〉ゼネラルマネージャー・野村剛司さんにバルマカーンコートについて話を聞いた。

 
コート ¥121,000(ナナミカ)その他すべて私物
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ナナミカ nanamica バルマカンコート 作家 朝吹真理子
コート ¥121,000(ナナミカ)その他すべて私物
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朝吹 〈ナナミカ〉は定番の服がずっとあるんですね。好きな服は、同じ形を買い足したいと思うので、嬉しいですね。
野村 トレンドによってデザインを変えるブランドではなくて、ベーシックなアイテムをこだわりの素材と縫製で作っています。もちろんマイナーチェンジはありますが、長く使ってもらえるよう、同じものを作り続けています。
朝吹 街中で着る服で、ゴアテックス素材を使ったものを初めて手に取るのですが、お手入れはどうしたらいいですか?
野村 このコートはコットンとゴアテックスの二層構造で、表面には、はっ水加工がされています。汚れが溜まるとはっ水性が衰えますが、クリーニングにきちんと出してもらえれば、はっ水性も戻ります。ただしコットンなので、お手入れしたり、着続けたりするうちに、シワやアタリが出て経年変化が起こりますけどね。
朝吹 私は"ボロ"が好きなので、シワやアタリは、歓迎です。ゴアテックスは、蒸れないですよね?
野村 ゴアテックスは、水滴は通さないけれど水蒸気は通します。しかもこのコートは、内側がクールマックス素材なので、濡れてしまっても体温で乾いていきます。中に着る服で温度調節をすれば、スノーボードだってできますよ(笑)。
朝吹 このコートで高尾山に行っても大丈夫ですか?
野村 新しいトレッキングスタイルですね(笑)。もちろん、素材的には大丈夫です。

初めの印象は、質のいいスタンダードなコート。次第に着心地の良さとハイスペックな機能を体感し、着るほどに好きになっていく。さらに長く着続けていくうちに、だんだんと自分のクセを写し取り、世界で唯一のコートとなる。それが、一生付き合って知ることになる、〈ナナミカ〉のバルマカーンコートの魅力である。

 
 

PROFILE
朝吹真理子 Mariko Asabiki
1984年東京都生まれ。2009年「流跡」でデビュー。2010年、同作でドゥマゴ文学賞を最年少受賞。2011年「きことわ」で第144回芥川賞受賞。著書に、小説『TIMELESS』(新潮社)、エッセイ『だいちょうことばめぐり』(河出書房新社)などがある。

 
 

猿楽塚・猿楽神社

朝吹さんのお気に入りの歩くコースの一つ、代官山の猿楽塚は、この地帯の町名のルーツといわれ、古墳時代の人々が埋葬されている。「はるか昔にここに住んでいた人の気配が残っている道。私はそれを『道の時間』と呼んでいます」。塚の上には旧家・朝倉家が大正年間に建立した猿楽神社がある。渋谷区猿楽町29 代官山ヒルサイドテラス内。

 
 

SHOP INFORMATION

『ナナミカD.W.S』東京都渋谷区猿楽町26-13 ☎️03-6809-0058 11:00〜20:00 公式Instagramはこちら

●問合せ/ナナミカ D.W.S. ☎03-6809-0058

photo : Ayumi Yamamoto text : Naomi Yokoyama(cat)
撮影協力 : 猿楽塚・猿楽神社、ヒルサイドライブラリー

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