BOOK 本と言葉。
10代のときに、私の生き方を変えた本。『ナンセンスの機械』/長野・松本『本・中川』 が届けるベターライフブックス。April 02, 2026
This Week Theme10代のときに、私の生き方を変えた本。
Book of the Week『ナンセンスの機械』ブルーノ・ムナーリ 著 窪田富男 訳(筑摩書房)

おおいに生きづらさを感じていた10代、本に救われていました。写真集や画集、絵本など、いわゆるビジュアルブックが多い父の本棚から「面白いよ」と勧められた本が、今の自分を形作ってくれたと実感しています。
その中でもこの『ナンセンスの機械』は、10代の私の想像をはるかに超えた、驚きに満ちた世界が広がっていました。「怠けものの犬の尾をふらせる機械」や「雨を利用してシャックリを音楽的にする機械」など、誰の、何の、役にも立たない機械の作り方、使い方が書かれていて、愉快で馬鹿馬鹿しく、そして自由で、何よりかっこいい。「ナンセンス」という言葉の響きにも痺れてしまった。
創造性を刺激され、根拠のない自信が生まれて、小さなことを気にしなくなりました。他にもこの頃に夢中になった、ムナーリの絵本『きりのなかのサーカス』や、佐々木マキの絵本『やっぱりおおかみ』『佐々木マキのナンセンス世界』には40代の今でもよく手に取っていて、何度読んでも新鮮な驚きと楽しみを与えてくれます。多感な時期に勧めてくれた父に感謝を。
BOOKSHOP 本・中川

美術や自然をテーマにした書籍中心に絵本や写真集、画集などを多く取り扱う。地元3作家が手掛ける「雷鳥張子」のプロジェクトにも参加。野鳥の本や、雷鳥張子の販売も行う。店内から臨む庭では、野鳥の観察ができることも。
住所:長野県松本市元町1-3-27.
営業時間:12:00〜18:00(金・土は19:00まで)
定休日:月・火

























