FOOD 食の楽しみ。

『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんから教わる、夏の食欲をそそるイカのトマトカレー。August 24, 2025

近所のスーパーや通販でさまざまなスパイスが手に入るようになり、スパイスカレーはぐっと身近な存在になりました。そこで、スパイスカレー界に旋風を巻き起こす3人に、家庭でも手軽に本格的な味を楽しめるレシピを教わりました。

&Premium特別編集（2022年8月発売）「真似をしたくなる、78人の手料理」より、『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんが教えてくれた「オリーブオイルが香るイカのトマトカレー」のレシピを特別にwebサイトでも紹介します。

Arrange ：オリーブオイルが香るイカのトマトカレー

『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんから教わる、夏の食欲をそそるイカのトマトカレー。

トマトベースでオリーブオイルがほんのりと香るイタリアン風味。トマトの酸味とフェンネルの香りが爽やかな一皿です。火加減によっては硬くなりがちなイカは最後に加えてさっと煮るのが軟らかく仕上げるポイント。仕上げにフレッシュバジルをたっぷり加えるとより香り高くなり、イタリアの風を運んでくれます。

Recipe

『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんから教わる、夏の食欲をそそるイカのトマトカレー。 | 海鮮との相性が抜群なマスタードシード。これくらい白くなったら赤唐辛子を投入。 — 海鮮との相性が抜群なマスタードシード。これくらい白くなったら赤唐辛子を投入。

『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんから教わる、夏の食欲をそそるイカのトマトカレー。 | フェンネルからシュワシュワと細かな気泡が出てきたら、ニンニクをすぐに入れる。 — フェンネルからシュワシュワと細かな気泡が出てきたら、ニンニクをすぐに入れる。

『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんから教わる、夏の食欲をそそるイカのトマトカレー。 | 玉ネギはきつね色になるまでしっかり炒めて。差し水のほか塩も足すと早く火が通る。 — 玉ネギはきつね色になるまでしっかり炒めて。差し水のほか塩も足すと早く火が通る。

『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんから教わる、夏の食欲をそそるイカのトマトカレー。 | トマト缶を入れ、このくらい全体がなじんだら生バジルと生クリームを入れて完成。 — トマト缶を入れ、このくらい全体がなじんだら生バジルと生クリームを入れて完成。

〈材料〉4人分

A　
コリアンダーパウダー…大さじ２　
ブラックペッパー…小さじ1/2
チリパウダー…小さじ１　
ターメリックパウダー…小さじ１　
塩…小さじ１

1. 鍋にオリーブオイルを熱し、弱火でマスタードシードを加熱する。マスタードシードが白っぽくなってきたら赤唐辛子を入れる（a）。
2. 唐辛子の赤色が抜けてきたらフェンネルシードを入れ、気泡が出てきたらニンニクを入れる（b）。
3. ニンニクの香りが立ったら玉ネギを加えてきつね色になるまで差し水（分量外）をしながら炒め（c）イカと水を加え少し蒸し煮にする。
4. Aを絡め合わせ、スパイスに火が入ったら、トマト缶を入れる。
5. 全体をしっかりとなじませ（d）最後に生バジル（葉の部分のみ）と生クリームを入れたら火を止める。

齋藤絵理『SPICY CURRY 魯珈』店主

東京・大久保で『SPICY CURRY 魯珈』を営む。インドのスパイスカレーと台湾家庭料理の魯肉飯を合わせた創作カレーなど斬新なカレーが人気を呼び連日大行列。日本のカレー界の最高権威である『Japanese Curry Awards』で新人賞を受賞。初のレシピ集『魯珈のスパイスカレー本』（晋遊舎）が発売中。

→ instagram.com/erichincurry

photo : Tetsuya Ito styling : Misa Nishizaki illustration : Shapre text : Yuriko Kobayashi