FOOD 食の楽しみ。

『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんから教わる、スパイス4種で作れる手羽先とほろほろ大根のカレー。August 23, 2025

近所のスーパーや通販でさまざまなスパイスが手に入るようになり、スパイスカレーはぐっと身近な存在になりました。そこで、スパイスカレー界に旋風を巻き起こす3人に、家庭でも手軽に本格的な味を楽しめるレシピを教わりました。

&Premium特別編集(2022年8月発売)「真似をしたくなる、78人の手料理」より、『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんが教えてくれた「手羽先とほろほろ大根のカレー」のレシピを特別にwebサイトでも紹介します。

Chicken :手羽先とほろほろ大根のカレー

『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんから教わる、スパイス4種で作れる手羽先とほろほろ大根のカレー。
たった4種のスパイスから作れる手羽先と大根のカレー。スパイスの旨味がたっぷり染み込んだ大根がたまらない!

まずは、手に入りやすいスパイス4種で作れる基本のチキンカレー。スパイスの種類を絞った分、玉ネギをしっかり炒めることでコクと奥行きを出します。玉ネギ炒めさえ丁寧にやれば、あとはとても簡単でスピーディ。大根を電子レンジにかけておくとより手軽です。スパイスの味が染みたほろほろの大根が裏の主役!

Recipe

『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんから教わる、スパイス4種で作れる手羽先とほろほろ大根のカレー。 | 玉ネギの水分がなくなってきたら差し水を。蒸し煮状態になって早く火が通る。
玉ネギの水分がなくなってきたら差し水を。蒸し煮状態になって早く火が通る。
『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんから教わる、スパイス4種で作れる手羽先とほろほろ大根のカレー。 | スパイスは炒めると香りが立つ。ただし、焦げると香りが飛ぶので差し水を。
スパイスは炒めると香りが立つ。ただし、焦げると香りが飛ぶので差し水を。
『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんから教わる、スパイス4種で作れる手羽先とほろほろ大根のカレー。 | 大根はしっかり中まで軟らかくしてから、ターメリックを溶かした水ごと投入。
大根はしっかり中まで軟らかくしてから、ターメリックを溶かした水ごと投入。
『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんから教わる、スパイス4種で作れる手羽先とほろほろ大根のカレー。 | 煮込みは弱火で10分。鶏肉に火が入れば完成。仕上がりの水分量はこれくらい。
煮込みは弱火で10分。鶏肉に火が入れば完成。仕上がりの水分量はこれくらい。

    〈材料〉4人分

    手羽先…400g 
    大根…200g(乱切り) 
    玉ネギ…1個(みじん切り) 
    ダイスカットトマト缶…150g
    *大根は水500㎖にターメリックパウダー(小さじ1/4・分量外)を入れ、電子レンジにかける。500Wで2分を目安に、大根が半透明になるくらいまで。ターメリック水は捨てずに残しておく。

    すりおろしニンニク…大さじ1/2 
    すりおろし生姜…大さじ1/2 
    ニンニク…2かけ(包丁で潰す) 
    油…大さじ1

    A 
    ターメリックパウダー…小さじ1
    パプリカパウダー…小さじ2 
    クミンパウダー…小さじ2 
    コリアンダーパウダー…大さじ1 
    塩…小さじ1
    *辛くしたい場合は、パプリカパウダーをカイエンペッパー(小さじ1)に置き換える。

    〈作り方〉

    1. 鍋に油を熱し、すりおろしたニンニクと生姜を香りが立つまで炒める。
    2. 潰したニンニクと玉ネギを入れ、差し水をしながら(a)玉ネギがあめ色になるまで強火で炒める。
    3. Aを加え、焦げ付かないように、差し水をしながら(b)弱火で炒める。
    4. スパイスの香りが立ってきたらトマト缶を投入。なじんできたら手羽先を入れ、火力を少し強める。
    5. 手羽先の表面に火が通ったら電子レンジにかけた大根を、ターメリック水ごと鍋に入れ(c)、弱火で10分煮込む(d)。

『SPICY CURRY 魯珈』店主・齋藤絵理さんから学ぶ、絶品スパイスカレーレシピ。

齋藤絵理『SPICY CURRY 魯珈』店主

東京・大久保で『SPICY CURRY 魯珈』を営む。インドのスパイスカレーと台湾家庭料理の魯肉飯を合わせた創作カレーなど斬新なカレーが人気を呼び連日大行列。日本のカレー界の最高権威である『Japanese Curry Awards』で新人賞を受賞。初のレシピ集『魯珈のスパイスカレー本』(晋遊舎)が発売中。

instagram.com/erichincurry

photo : Tetsuya Ito styling : Misa Nishizaki illustration : Shapre text : Yuriko Kobayashi

Pick Up 注目の記事

Latest Issue 最新号

Latest Issuepremium No. 142あの人の読書の時間と、本棚。2025.08.20 — 980円