Water 南アルプス「水の山」通信
山梨・北杜より一本のボトルに込める、南アルプスからの贈り物。vol.6 / April 19, 2017
安心して飲むことのできる水はどのように届けられるのだろう。サントリー天然水 南アルプス白州工場の塚本祐二工場長は京都の宇治川工場長を経て、昨年に南アルプス白州工場へ赴任した。
「なんて素晴らしい山々に囲まれた場所だと驚いた」と、塚本さんは南アルプスにやって来た感動を隠さない。
「この地の水は柔らかく、絶妙なミネラル分があるバランスのいい水。毎朝飲んで出勤していますよ(笑)」
日本各地、海外勤務を経験した塚本さんはこの水を高く評価する。サントリー天然水 南アルプス白州工場は西に甲斐駒ヶ岳、北に八ヶ岳という雄大な山々に囲まれた土地にある。山々に降り注いだ雨がミネラル豊富な岩盤を通り、自然に磨かれて地下水となる。その水は徹底した品質管理によって私たちの元に届く。
「サントリー天然水は奥大山、阿蘇を含む全体で2016年度は1億ケースを出荷しました。しかしお客様にとっては一本がすべてなんですよね。その一本に間違いがあってはならない。だから、何があっても安全・安心は外せません」
仕事の話をするときの塚本さんの表情は厳しいが、南アルプスでの生活を尋ねると顔がほころぶ。
「関西に家があるんです。でもね、将来はここで暮らしてもいいかな。そんなふうに考えているんですよ」
最後に塚本さんがふと漏らしたその言葉が、南アルプスへの最大の賛辞のように感じた。