台湾茶のある風景
台北を代表する茶芸館『小慢』で味わう、宜蘭産の高山茶と阿里山産の紅茶。February 22, 2026
小慢(シャオマン)
台湾茶をより深く味わうためのスポットとその秘訣を探る連載。第1回は、約20年前から多くの文化人や芸術家を魅了してきた『小慢』へ。店主の謝小曼(シエ・シャオマン)さんが産地へ赴き、茶農家から仕入れてきた希少な茶葉を扱う。多くは農薬や肥料を使わず、自然生態の中で育った「野放茶(イエファンツァー)」と呼ばれるもので、一部は有機茶だ。一杯目は、宜蘭県の海抜1800mの茶畑で有機栽培された「清嵐高冷茶(チンランカオレンツァー)」。いわゆる高山茶と呼ばれるものだが、発酵度が低めの主流のものとは異なり、30%とやや高め。熟した果実のような風味で、肌寒い日にもぴったりと合う。二杯目は小曼さんが「理想的な環境」と評する阿里山の森の中で育った野放茶の紅茶。フィトンチッドをたっぷり吸い込んだ茶葉は円熟したまろやかな味わい。これが喉元にいつまでも続く。「いいお茶とは表面的な香りではなく、『韻(ユン)』と呼ばれる余韻が続くこと。そして体の感覚に合うことも大切。飲んだ後に心も体もリラックスできるもの。それが最良の茶といえます」
小慢(シャオマン)
アーティストを招き、展覧会やカルチャーイベントも開催。▷台北市大安區泰順街16巷39號1階 茶芸体験は要予約。今後は茶葉販売コーナーも設ける予定。


























