&Taipei 台北の日用品探索
大人も子どもも楽しめる、石モチーフのクレヨン。&Taipei 台北の日用品探索 Vol.08October 27, 2024
大人も子どもも楽しめる、石モチーフのクレヨン。
台湾の美術館やギャラリーで見かける、さまざまな石をモチーフにしたユニークなクレヨン「ColorGem」。もとは端正な立方体をしているが、使ううちに形状が変わり、使う面によって描き出される色彩が独特の表情を帯びる。そんなありそうでなかったクレヨンは、ニューヨークでプロダクトデザインを勉強した2人の台湾人デザイナーが立ち上げたデザイン事務所〈unto〉によるもの。子どもはもちろん、大人も夢中になって遊べるし、置いておくだけで自然を感じることができるので、思わずコレクションしたくなる。台湾の建築物に使われるピンク色の大理石や、緑色の鉱物・蛇紋石(じゃもんせき)、そして金瓜石(きんかせき)の風景などをモチーフに、現在9種類を取り揃えている。
近藤 弥生子台北在住ライター
台北在住の編集・ライター。カルチャー界隈からオードリー・タンまで、生活者目線で取材し続ける。著書に『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」自分、そして世界との和解』(KADOKAWA)がある。
photo & text : Yaeko Kondo