モデル・小谷実由としらすのペロリな日々。

しらす流、暖の取り方。モデル・小谷実由としらすのペロリな日々。 vol.18February 07, 2023

しらす ペロリ 小谷実由
しらす ペロリ 小谷実由
しらす ペロリ 小谷実由
しらす ペロリ 小谷実由
しらす ペロリ 小谷実由

年が明けると、春を目前にしながらも、今までとは違った早さでググっと冷え込んでくる。猫の平均体温は人よりも少し高めの38℃くらい。そこにふわふわの毛をまとっているのだから、人よりもさぞ暖かいのだろうと想像する。

我が家のしらすは、体温調節があまり上手ではない。暑い夏も外が見たかったり、人から隠れたかったりするので、カーテンの中(窓最前線)へいく。そして、そのまま眠くなってしまいぐーぐー眠る。結果、ちょっとカラカラになりかけるところを同居人に見つけられ、無理やりカーテンの外へ引きずり出される(たまに諦めが悪く、もう一度カーテンの中へ→引きずり出される、を延々と繰り返す)。冬も同じく、外が見たくて冷たい窓際に座り込んでいたり、眠気に勝てずに寒い場所でも眠り続ける。その場から動きたくないのならせめてもの防寒を、と毛布をかけてあげると、うざったそうに毛布を取っ払い、その場から逃げていく。自分の体調よりも気持ちが勝ってしまう、我が道をいく猫、しらす。

ただ、今年の冬は暖かい場所を見つける腕を急に上げたらしく、毛布の上(やっぱり身体にかけられるのはあまり好きじゃない)や陽が当たるところを見つけては猫らしくごろんと寝転がっていたりして丸くなっている。思わず「猫みたい……!」と口走ってしまうほど、お手本のように猫らしい様子を見かけるのだ。朝はダイニングテーブルの椅子に陽が当たるので、同居人たちが朝食を食べていると隣の椅子に寝そべってくれる。隣に座ってくれているの!? と歓喜の声をあげてしまいそうになるけど、ただそこに良い暖があるだけなので、同居人が隣にいようがいまいが関係ない(おそらく、ちょっかいを出されたくないので、本当はいない方が良さそう)。

人に何か施されることはあまり好きじゃないけど、自分が心身共に心地よいところをちゃんと見つけてくれるようになったのは、同居人としては安心しています。みなさまも、みなさまの動物さんたちもグッと冷える季節、暖かくしてお過ごしください。


しらす しらす

モデル・小谷実由さんと暮らすしらす。名前の由来は、グレーの背中の真ん中に白い毛が生えている様子が、背中にしらすを乗せて歩いているように見えたことから。跳ね上げアイラインのような丸い目で美猫と思われがちだが、本当は舌が年中出ているおとぼけ猫。同居歴は7年目。特技は引き戸を人間と同じようにガラリと開けること、住み慣れた場所を初めて来たような顔でうろうろすること。本誌2022年7月号にて、わたなべとしふみさんによるしらすの紹介イラストを掲載しています。

instagram.com/sirastagram

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