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デビュー20周年。スペシャルなウクレレ弾き語りアルバム『Ukulele Lady』をリリース。ジャズシンガー akikoさんが新作を発表。 / June 04, 2021

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家でポロンと爪弾いたようなウクレレの音色と優しい歌声に耳を澄ませて。

&Premium.jpの音楽連載「土曜の朝と日曜の夜の音楽」でも選曲を披露してくれたジャズシンガーのakikoさん。名門ジャズレーベル「ヴァーヴ」初の日本人女性シンガーとしてデビューして以来、振り幅の広い音楽性を表現してきた彼女が、今年デビュー20 周年を迎えるにあたって、スペシャルなウクレレ弾き語りアルバム『Ukulele Lady』を6月21日にリリースします。

彼女が初めてウクレレを手にしたのは、いまから4、5年前。軽くて、どこへでも持ち運ぶことができて、ただ爪弾いただけでも“音楽”になるその魅力に引き込まれ、作品として残したいという想いを抱いたそう。ウクレレは、akikoさんの大切な友人であるシンガーの神谷えりさんのお父様の形見分けで譲ってもらった「CANOPUS」(カノウプス)。選曲は、古い映画音楽やジャズのスタンダードからハワイアンまで全 20 曲を収録した。家で弾き語りをしているようなリラックスしたムードの楽曲は、休日にぴったり。akikoさんの優しい歌声に包まれながら、心に眠っていた記憶の断片と向き合ったり、これからの未来に想いを馳せてみたりするのはいかがでしょう。

akiko

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ジャズシンガー

2001年、名門ジャズレーベル「ヴァーヴ」初の日本人女性シンガーとしてユニバーサルミュージックよりデビュー。既存のジャズの枠に捕われない幅広い表現で現在までに23枚のアルバムを発表、国内外で活動を展開する。これまでに「ジャズ・ディスク大賞」 や「Billboard Japan Music Award」を始め、数々のミュージックアワードを受賞。2003年にはエスティー・ローダーより日本人女性 に送られる美の賞「ディファイニング・ビューティー・アワード」を授与される。 また音楽以外にもファッション方面のコラボレーションやプロデュース、選曲、執筆など、活動は多岐に渡り、声を使ったボイス・ ワークショップや子供のためのジャズワークショップの他に、アーユルヴェーダワークショップやリトリートツアーなども開催している。ジャズを軸に人生の様々なテーマについて描いたエッセイ集『ジャズを詠む 人生を幸せにする、25のスタンダード・ナンバー』(DU BOOKS)、ピアニスト林正樹とのコラボレーションアルバム『spectrum』が好評発売中。音楽性やファッション性のみならず、そのライフスタイルにも多くの支持が集まる。

text : Seika Yajima

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