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新しいアートブックフェア「TOKIO ART BOOK FAIR 2025 by TOKYO ART BOOK FAIR」が、5月2〜4日に東京『芝パークホテル』にて初開催。April 19, 2025
歴史あるホテルを舞台にスタートする、新たなアートブックフェア。
2025年5月2日(金)〜4日(日)、東京『芝パークホテル』にて「TOKIO ART BOOK FAIR 2025 by TOKYO ART BOOK FAIR」が開催される。
国内外のアーティスト、出版社、書店、ギャラリーなど、アートブックの作り手たちが集う本イベント。初開催となる今回は、約55組がブースを並べ、作品の魅力を直に伝える。
イベントを手がけるのは「TOKYO ART BOOK FAIR」(以下、TABF)を運営する一般社団法人東京アートブックフェア。ディレクターは、TABFのZINE’S MATEのエリアディレクター・黒木晃さんが務める。
2009年、アート出版に特化した日本で初めてのイベントとしてスタートした「TOKYO ART BOOK FAIR」は、既存の枠組みにとらわれない企画を打ち出しながら、アジアにおけるアートブック文化を牽引するフェアへと成長してきた。「TOKIO ART BOOK FAIR」では、その実験的な取り組みを引き継ぎつつ、これまでと異なる出展の形式や、小さな規模だからこそ可能な取り組みを実施し、国内外のインディペンデント出版シーンや、参加者同士のみならず、来場者との交流をより活性化することを目指すという。
出展者は、福岡でアートブックの選書、出版を行う書店『本屋青旗』や、写真家の河野幸人さんが「開かれた書斎」というコンセプトのもと、石川・金沢で運営する『IACK』、東京都荒川区にあるアーティストランスペース『Lavender Opener Chair』、ドイツとスイスを拠点とする独立系出版社『Edition Taube』、ヘルシンキのアートブックフェア「Under the Leaf Art Book Fairの」企画・運営をおこなっている西田ひかりさんなど。

第一回となる今回は出展者の公募を行わず、運営チームとホスト出展者による招待制の出展形式を採用したという。TABFと出展者のつながりが垣間見える多様なラインナップから、草の根的かつ広がりのある、何か新しいものと出会える場を想起せずにはいられない。
会場では、展示やワークショップ、トークイベントなどの開催も。

「BOOK? by Atelier HOKO」では、シンガポールのデザイナー、Alvin HoとClara Kohによって設立されたAtelier HOKO(アトリエ ホコ)の作品を発表。デジタルメディアが物理的な世界との関わり方を変えつつある今、「本を読むとはどういうことか?」をテーマに読書という行為にまつわる人間のふるまいや感覚について、様々な「問い」を来場者に投げかける。そのほかのイベントの実施については、追って公式サイトやSNSで公開される予定だ。
会場となる『芝パークホテル』は、1948年に誕生した歴史あるホテル。2020年には「人、街、歴史をつなぐLibrary Hotel」というコンセプトをもとにリブランドし、古き良きホテルならではの心地良さはそのままに、約1,500冊の書籍コレクションを備えたライブラリーホテルとして再出発した。
本イベントでは、どことなく懐かしい雰囲気をまとった宴会場に出展ブースを展開。特設のラウンジエリアでは、ドリンクやフードも楽しめる。ホテルの空間を生かした会場で、緩やかな交流のときを過ごせそうだ。来場は完全予約制で、予約サイトにてチケットの販売がスタートしている。詳細は、インフォメーション欄のチェックを。

Event InformationTOKIO ART BOOK FAIR 2025 by TOKYO ART BOOK FAIR

5月2日(金)13:00〜19:00
5月3日(土)12:00〜19:00
5月4日(日)12:00〜19:00
※最終入場は閉場の30分前まで
会場:芝パークホテル
住所:東京都港区芝公園1-5-10
入場料:一般 1,500円(税込)25歳以下 1,000円(税込)19歳以下無料
※チケット完全予約制。チケットの発行手数料に別途165円(税込)がかかります。会場での当日券販売予定はございません。
予約サイト:https://www.ticketpay.jp/search/?keyword=TOKIO+ART+BOOK+FAIR+2025