EVENT いま訪れたい場所、見たいもの。
〈中国茶會 無茶空茶〉と〈小慢〉による茶會が、6月21日 (土) 、22日 (日) に京都で開催。May 10, 2025
夏至の日に巡る、「野趣」をテーマにした8つの茶席。
高い美意識で切り取った、五感を刺激する茶の世界に台湾はもちろん日本にもファンが多い茶人、謝小曼(シェ・シャオマン)さん。大阪に拠点を置き、長く日本に中国茶の愉しみを伝え続ける〈中国茶會 無茶空茶〉の黄安希(ホァン・アキ)さん。台湾と日本を代表する2人の茶人とともに、台日の愛茶人による茶會が台湾で開かれたのは2023年のこと。その第2回目となる合同茶會が、6月21日(土)、22日(日)の2日間、京都・長岡京にて開催される。
会場となる長岡京は京都に平安京が開かれる前に、10年間だけ都が置かれたかつての都。長岡天満宮にほど近い、幕末から続く料亭『錦水亭』、美しく手入れされた竹林に囲まれた『竹生園』、そして長岡天満宮への参道にある「八条ヶ池」と、広大な茶會会場に8つの茶席が設けられ、一日かけて回遊しながらすべての茶席を余さず体験できる贅沢な茶會だ。茶會のタイトルは「野趣」。謝小曼さんをはじめとする4名の台湾茶人と、〈中国茶會 無茶空茶〉主宰の黄安希(ホァン・アキ)さんら4名の日本茶人、それぞれが自然の趣や素朴さ、野生的な魅力を一席の茶に込める。昼食には茶會のために工夫を凝らした特製の弁当が用意され、野趣を感じる初夏のひとときを楽しませてくれる。
Event Information台日回遊茶會「野趣」
日時:2025年6月21日(土)、22日(日)ともに10:00〜15:00
会場:錦水亭(京都府長岡京市天神2-15-15) Shop & Gallery 竹生園(京都府長岡京市天神2-15-15)
料金:¥30,000(税込)
問合せ:茶会については中国茶會 無茶空茶(muchakucha@nifty.com)、キャンセル・会場アクセスについては高野竹工 井澤(takano-chikubuen@takano-bamboo.jp)まで。
text : Mako Yamato