TRAVEL あの町で。
フラワースタイリスト・平井かずみさんが教えてくれた、とっておきの京都1泊2日ひとり旅プラン。March 06, 2023
2023年2月20日発売の『&Premium』の特集は、「ひとりでも、京都」。ひとりでも楽しめる。ひとりだからさらに楽しい。そんな情報を集めた、本誌3年ぶりとなる京都特集です。1泊2日で休みが取れたらどんな旅をしたいか? ひとりだからこそ、自分の好きな場所に自由に行ける。ディープな京都の旅へ。フラワースタイリスト・平井かずみさんに聞いたとっておきの「京都ひとり旅プラン」を紹介します。
新旧、和洋。 食で世界を巡る古都。
南禅寺も上賀茂神社も大徳寺も大好きですが、一番好きなのは、四季折々の植物がとても美しい詩仙堂丈山寺。高麗美術館や『日日』、『大吉』といった施設やお店からも、美的刺激を大いに受けます。歴史の気配が重厚にあるかと思えば、意外なほどにモダンなものに溢れてもいる。京都はその二面性がとても面白いと思います。特に食に関しては、伝統的な和食からエスニックまで、実はいろんな国に旅ができてしまう幅広さ。イタリアンやインド料理などもおいしい店がたくさんありますが、今回は友人の店『ミレット』や『スターダスト』に顔を出しつつ、『ハハハ』の韓国料理や『汽』のレバノン料理など、新しめのお店を挙げてみました。一方で、2日目のランチは正統派の日本料理『木山』で。ひとりで上等なお昼のコースを堪能するという、大人だからこその楽しみ方をしたいです。おひとりさまで、しかもコアタイムを外せば、『祇園ろはん』のカウンターに座らせてもらうこともできそう。帰りの新幹線でビールと限定チップスターで締めたら完璧!ですね。
平井かずみさんの1泊2日京都ひとり旅プラン
1日目
10:00
京都駅着。ホテルに荷物を置く。
11:00
京都駅から地下鉄で北大路駅まで行き、カーシェアで車を借りる。
12:00
レストラン『ミレット』(静原)まで車で行きランチ。*要予約
15:00
車を返却し、高麗美術館(紫竹)へ。*休館中(2023 年4 月再開)
16:30
カフェ『スターダスト』(紫竹)でロウケーキを食べたり、オーナーセレクトの品々を堪能する。隣の花店『みたて』( 紫竹)に行き、季節の植物を眺めつつ、お話も楽しむ。
18:30
韓国料理店『ハハハ』(四条河原町)で夕食。ホテルリソルトリニティ京都(京都市役所前)などシティホテルに宿泊。
2日目
08:00
レバノン料理店『汽』(清水五条)で朝食。
10:00
詩仙堂丈山寺(一乗寺)で植物を眺める。
12:00
日本料理店『木山』(御所南)でランチのコースを食べる。*要予約
15:30
骨董店『大吉』(御所南)で骨董を見る。
16:00
ギャラリー『日日』(御所東)で器や道具を見る。
17:00
割烹『祇園ろはん』(祇園)で早めの夕食。*要予約
19:00
東海道新幹線車内限定販売の「チップスター極 伊勢えび味」と缶ビールを購入して、京都駅から新幹線で帰宅。
平井かずみ Kazumi Hirai フラワースタイリスト
草花がもっと身近に感じられるような「日常花」を提案。2022年、東京・恵比寿にてアトリエ「皓 SIROI」を始動。花の教室「木曜会」のほか、企画展やイベントも開催している。著書に『季節を束ねるブーケとリース』(主婦の友社)など。
illustration : Mayumi Kawahara text : Mick Nomura (photopicnic) edit : Wakako Miyake cooperation : Mimi Odahara