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「谷川俊太郎 絵本★百貨展」が東京・立川の『PLAY! MUSEUM』で開催中。April 13, 2023

谷川俊太郎 絵本★百貨展
「谷川俊太郎 絵本★百貨展」メインビジュアル

バラエティ豊かな谷川俊太郎の絵本が”飛び出す”展示。

2023年7月9日(日)まで、PLAY! MUSEUM(東京・立川)にて、詩人・谷川俊太郎さんが手がけてきた絵本をテーマにした展示「谷川俊太郎 絵本★百貨展」が開催中。キュレーション・解説を林綾野さんが務めている。

1960年代後半から本格的に絵本作りを行い、和田誠、堀内誠一、皆川明、松本大洋、Noritakeら同時代のクリエイターとの共作を重ねてきた谷川さん。絵本の制作は「思いがけない自分を発見するきっかけ」と話す谷川さんの作品は、イラストや絵画だけでなく写真やコラージュなど多種多様な視覚表現が用いられ、コンセプトやテーマもさまざま。身近な日常風景から、戦争、生死といった内容まで、幅広く表現を行ってきた。今回の展示名「百貨展」は、そういった作品のバラエティの豊かさから名付けられたそう。

『オサム』(文・谷川俊太郎、 絵・あべ弘士) 童話屋 2021
『オサム』(文・谷川俊太郎、 絵・あべ弘士) 童話屋 2021
『ぼく』(作・谷川俊太郎、絵・合田里美) 岩崎書店 2022
『ぼく』(作・谷川俊太郎、絵・合田里美) 岩崎書店 2022
『かないくん』(作・谷川俊太郎、 絵・松本大洋) ほぼ日 2014
『かないくん』(作・谷川俊太郎、 絵・松本大洋) ほぼ日 2014

今回の展示で取り上げる絵本は約20冊。アートディレクター、映像作家、建築家といったクリエイターが、原画、朗読、アニメーション、インスタレーションなどを通して絵本が”飛び出す”展示を表現した。積み上がる文字、アルミニウムの冷たい壁にかかる原画と言葉、体をジャンプさせる言葉遊び、講談師の朗読……工夫を凝らした展示は体感したいものばかりだ。また、写真家の田附勝との共作である新作の写真絵本『すきのあいうえお』も展示作品として登場する。

併設のショップやカフェではお土産にしたいグッズや期間限定メニューが多数用意され、楽しみどころ満載の展示。この機会にぜひ足を運んでほしい。

EVENT INFORMATION

谷川俊太郎 絵本★百貨展
会場 : PLAY! MUSEUM
住所 : 東京都立川市緑町 3-1 GREEN SPRINGS W3 棟 2F
会期 : 〜2023年7月9日(日)  *会期中無休
営業時間 : 10:00〜18:00(最終入場17:30)
入場料(税込) : 一般¥1,800、大学生¥1,200、高校生¥1,000、中・小学生¥600、未就学児無料

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