BEAUTY 明日のキレイのために。
肌の”ゆらぎ”を、自分ごとにしてくれるスキンケア。&Beauty キレイの理屈〈ディセンシア〉September 26, 2024
季節の変わり目、ホルモンバランスの乱れ、ストレスなどにより、肌が”ゆらぐ”ことは、誰にでもあるはず。そんなときに寄り添ってくれるスキンケアとして思い浮かぶのが〈ディセンシア〉の「つつむ」シリーズ。95%以上という高いリピート率を誇るラインで、敏感肌に悩む多くの人々を支えてきた。そして、今年9月、17年間続く基本処方はあえて変えずにリステージ。パッケージだけを変更し、ローション、クリーム、洗顔、クレンジングなど全10品が揃う。どれも、しっとりとしたテクスチャーだが、特に「フェイスクリーム R1」はヴェールで包み込んだような仕上がりで、ラインのなかでも一番人気のアイテム。日中用クリーム「デイ モイスチャーヴェール」は、手軽に外でもケアできるようにという配慮から唯一様相を変え、持ち運べるサイズになった。
敏感状態とは、肌のバリア機能が正しく働かず、ターンオーバーのサイクルが乱れ、外からの刺激に負けてしまう状態のこと。健やかな角質を生み出すことができず、放置すればエイジングを加速させる要因にもなる。だから、まずは「つつむ」シリーズで肌のバリア機能と、ターンオーバーを正常化させること。フェイスクリームに施された独自技術「ヴァイタサイクルヴェール」が、潤いを与え皮膚に膜を形成し、ターンオーバーを促してくれるのだ。通常のスキンケアにもどすのは肌の不調が直ったあと。多少の不調ならと見過ごさずに、いまの肌状態と正しく向き合うことが、健やかで美しい肌を育む基本となる。
各アイテムの使用感はもちろん魅力的だが、さらに共感するのは、ブランドが発進する「敏感肌は特別な肌質ではなく、誰でも陥る肌状態である」というメッセージ。乾燥肌、脂性肌など、どんな肌でも、炎症を起こし、敏感状態に陥る可能性があると発信している。その背景には、コロナ禍を経て、敏感肌化粧品市場は拡大しているものの、実際のところ、不調を実感しながらも、敏感肌を認識している人はまだまだ少ないという状況がある。より多くの人が自分の肌と正しく向き合うための新たなきっかけをつくれたらと、今回のリステージに踏み切った〈ディセンシア〉。「まずは目の前のトラブルに目を向け、土台を整える」というメッセージに耳を傾けたい。
photo : Shinsaku Kato
※この記事は、No. 131 2024年11月号「&Beauty」に掲載されたものです。