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普遍的な美しさで魅了し続ける、魔法のおしろい。&Beauty キレイの理屈 〈ミラノコレクション〉June 26, 2023

Mirano Collection | Face Up Powder 2024
Mirano Collection | Face Up Powder 2024
毎年の発売を心待ちにしているファンのいる、〈ミラノコレクション〉。今年のフェイスパウダーはアート界の巨匠・天野喜孝氏を迎えて、幻想的な天使のコラボレーションを生み出した。ミラノコレクション フェースアップパウダー 2024 ¥9,900*価格は編集部調べ。6月1日予約開始、11月25日数量限定発売(カネボウ化粧品 0120−518−520)

 おしろい市場で15年連続売り上げNo.1を誇る〈カネボウ化粧品〉の〈ミラノコレクション〉が生まれたのは、1991年のこと。32年もの間、新しいデザインで発表し続け、ファンを虜にしてきた。この魔法のパウダーは、出張でイタリアを訪れたある一人の研究員から始まった。ミラノのドゥオモ大聖堂に代表される、芸術的な建物や絵画などの感動的な美しさに心奪われ、人々を魅了し続けてきたその普遍的な美しさを、化粧品で表現したい、という思いから開発がスタート。
 フェイスパウダーはファンデーションの付属品というイメージがあるが、パウダー一つで肌づくりが完成するような、唯一無二の製品を作りたいと、渾身の思いと技術を込めて開発したのがこのおしろいパウダーだ。美しさのイメージソースの一つ、ボッティチェリの絵画作品『ヴィーナスの誕生』で微笑む女神。パウダーは、肌にのせるとフワッと肌色がぼかされ、薄い白いヴェールを纏ったような独特の輝きと透明感のある仕上がりになる。これが絶賛され、手放せなくなる「ミラコレ」ファンが続出したのだ。肌仕上がりはその年によって艶やマットなどの流行があるが、「ミラコレ」はトレンドに左右されず、この仕上がりを貫き続けているのも魅力の一つ。粉体技術に定評のある〈カネボウ化粧品〉だからこそできた黄金比率、奇跡の処方だ。
 また、西洋的でデコラティブなコンパクトの中に、日本の文化であるおしろいがセットされているのも「ミラコレ」の肝。西洋と東洋の文化をフュージョンさせたアート作品といってもいい。
 当時から処方の骨格はほぼ変えてはいないが、2020年版でなめらか肌を追求するため、新たなカバー素材であるシルクパウダーや、フィット感を高めるジェリーコートパウダーを配合。つけたての肌を長時間保つことを実現し、希少な天然精油を使ったプレミアムローズを含め、品質を大きくバージョンアップした。
 今年は史上初となる、天野喜孝氏とコラボレーションを実現。天野氏が描き下ろした魅惑の"ミラコレ天使"を容器やパウダーに表現し、新しい世界観を提供。親子代々で使う愛用者も、初めて「ミラコレ」を手に取る新世代も、一度この世界を知ったら、もう抜け出せない。

文/久保直子
くぼ・なおこ/ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法(フィトテラピー)をツールに、ココロカラダハダケアについて独自発信。

※この記事は、No. 116 2023年8月号「&Beauty」に掲載されたものです。

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