Interior

冷水希三子さんが使ってみた。作る、食べる、片付ける。すべてが豊かな食体験になる。Dine with Joy by ARASNovember 20, 2023 / 〔PR〕

素材とデザインと技術の力が集結して生まれたテーブルウェアブランド〈ARAS〉。
陶器や金属の代替え品ではなく、個性を持った新しい概念の食器は、
使うほどに魅力が増し、毎日の暮らしが楽しくなる。

cooked by 冷水希三子 Kimiko Hiyamizu

料理家、フードコーディネーター。季節の食材を使い、素材の旨味を引き出す料理で支持を集める。著書『スープとパン』『さっと煮サラダ』(ともにグラフィック社)など。

樹脂に杉皮を混ぜ込んだことでできる色ムラが、深みのある風合いに。その表情とユニークな形がなんとも魅力的。器に映える色鮮やかなにんじんのソースは、にんじん (2本) と玉ねぎ (1/6個) をオイルで軟らかくなるまで蒸し煮にしてミキサーにかける。水で調整しながら滑らかなピュレ状に。塩で好みの味に調える。
樹脂に杉皮を混ぜ込んだことでできる色ムラが、深みのある風合いに。その表情とユニークな形がなんとも魅力的。器に映える色鮮やかなにんじんのソースは、にんじん(2本)と玉ねぎ(1/6個)をオイルで軟らかくなるまで蒸し煮にしてミキサーにかける。水で調整しながら滑らかなピュレ状に。塩で好みの味に調える。

 カレーの最後のひとさじまで美しく食べられる皿が欲しい。そんな発想から生まれたのは、片側が深くもう一方が浅い形をした器。その深い側にスプーンがフィットし、立ち壁を使って最後のひとさじまでしっかりすくえる仕掛けだ。このちょっと不思議な形の皿は、樹脂製のテーブルウェアブランド〈ARAS(エイラス)〉のもの。樹脂とかプラスチックと聞くと、陶磁器を真似たセカンドランクのようなイメージを持つかもしれない。でも、樹脂にも独自の魅力があり、樹脂だからできることだってある。
 今回、冷水希三子さんが料理に使った皿は、〈ARAS〉の“サステナブルコレクション 杉皮”。CO2の吸収量を維持するために必要な森林間伐で、杉の木を伐採する際、木材と違って用途の少ない杉皮は、大量の産業廃棄物となってしまう。この社会問題の解決にと考えられたのが、杉皮と樹脂のミックスで作られるこのシリーズで、杉皮の割合は50%にも及ぶ。素材を混ぜ合わせることができる樹脂だから実現できたこと。
 そしてこの器、とにかく割れないし、チップもしない。陶磁器の場合は常にそのリスクがあるから、料理が映える大きめの器も、お気に入りの作家ものも、気軽にふだんには使えない。忙しい平日は、肩の力を抜いて食事をしたいけど、そっけない器で妥協した感覚になるのもかえってストレス。だから、料理が映えて、食べやすくて、片付けのときも緊張しない〈ARAS〉の食器は、ふだんの心地よい暮らしにちょうどいい、新しい選択肢になりそうだ。
 冷水さんは、「深皿スクープ」に、にんじんのピュレを使った料理を盛った。
「この形を見たら、ソースをたっぷりつけて食べる料理を作りたいと思いました。秋に甘味が増して味が濃くなるにんじんが、この杉皮の茶色にもよく映えるかと」と、実に楽しそう。実際にピュレにスプーンを入れてみると、まさにすくいやすくて食べるのも楽しい。ストレスのないふだんの食卓が、豊かな食体験になる。そんな新たな価値観を教えてくれる食器である。

金属なら口を切るほどの極薄のスプーンも、樹脂だから実現した形。にんじんのピュレに添えるのは、ファラフェル、茹でた赤玉ねぎをワインビネガーに漬けたもの、グリルしたなすときのこ。仕上げに、ヨーグルト、塩、オリーブオイルのソースと、ごまペーストに水とレモン汁、塩とクミンパウダーを混ぜてかける。
金属なら口を切るほどの極薄のスプーンも、樹脂だから実現した形。にんじんのピュレに添えるのは、ファラフェル、茹でた赤玉ねぎをワインビネガーに漬けたもの、グリルしたなすときのこ。仕上げに、ヨーグルト、塩、オリーブオイルのソースと、ごまペーストに水とレモン汁、塩とクミンパウダーを混ぜてかける。
深皿スクープ 杉皮 (26㎝) [∅25.7×H5㎝] ¥3,850。杉皮シリーズは写真のブラウンの他に、ライトブラウン、ブラックの全3色。カレースプーン (21㎝) [L21.2×W3.9㎝] ¥1,320。写真のグレーの他、ブラック、ホワイト、グリーングレー、ピンクグレーの全5色。
深皿スクープ 杉皮(26㎝)[∅25.7×H5㎝] ¥3,850。杉皮シリーズは写真のブラウンの他に、ライトブラウン、ブラックの全3色。カレースプーン(21㎝)[L21.2×W3.9㎝] ¥1,320。写真のグレーの他、ブラック、ホワイト、グリーングレー、ピンクグレーの全5色。

●問合せ/ARAS(エイラス)https://aras-jp.com

photo : Shinsaku Kato text : Naomi Yokoyama (cat)

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