NEKO
〈ドコノコ〉と一緒に猫の習性を学びました。ニャンモナイトDokonoko / March 07, 2019
ニャンモナイト
「猫はこたつで丸くなる」というフレーズがあるとおり、猫は寒さを感じると体を丸めて眠る傾向にあります。猫の鼻は皮膚が露出していて、体のなかで最も冷気を感じやすい部位のひとつ。丸くなって、顔を体にうずめるようにすれば鼻を隠せますし、鼻から出た温かい息がこもるので、顔の周りがぽかぽかして暖かいというわけです。この見事なまんまる寝は「ニャンモナイト」なんて言われたりしますが、よく見ると、しっぽもキレイに体に巻き付けていますよね。これは「しっぽマフラー」とも呼ばれますが、しっぽを顔の周りに巻き付けて防寒しているのかもしれません。あとはきっと、寝ている間に飼い主にしっぽを踏まれないように、コンパクトに収納しているのでしょう(笑)。冬は丸くなっている猫も、暑い時期には伸びたり、お腹を出したりして寝ることが多くなります。
〈ドコノコ〉について
糸井重里率いる〈ほぼ日〉が運営するペットアプリ。一緒に暮らしている犬や猫を登録すれば写真やコメントをつけて投稿でき、世界中のコの写真を見ることができる。投稿した写真はブックに保存されるので、愛猫や愛犬の思い出帳としても。毎日更新される編集部からのおすすめ動画も楽しい。dokonoko.jp
監修・今泉忠明
動物学者
text : Yuriko Kobayashi illustration : Shapre
※『&Premium』No. 45 2017年9月号より