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選・文 / わおん書房 / January 16, 2020 本屋が届けるベターライフブックス。『アラン、ロンドン、フェアアイル 編みもの修学旅行』三國万里子 著(文化出版局)

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編みもの作家の三國万里子さんがニットや人との出合いを求め、シェットランド諸島、アラン諸島、ガーンジー島、ロンドンを旅した紀行文。どこまでも広がる草原と羊、繊細なアンティークのニット……。写真を見ているだけでも楽しめますが、三國さんがそれぞれの土地で出合った人との交流を通して紡いだ文章には、同じ作り手ならではの気づきがありハッとさせられます。「身の回りの万事への、心と手の使い方の違いが、ものを作るときに出るのかもしれない」。古い時代のニットが今の時代にはない魅力を持っているのは、そこに注がれた心の総量によるのかもしれません。
三國さんデザインのティーコージーやセーター、ミトンなどニット10点の編み方もついています。


選・文 / わおん書房 / January 09, 2020 本屋が届けるベターライフブックス。『西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集』梨木香歩 著(新潮社)

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名作『西の魔女が死んだ』が深い森を思わせる美しい装丁で蘇りました。繊細な感受性を持つ中学生のまいは、傷ついた自分の心を持て余しています。そんな孫娘を見守るまいの祖母。山の静けさと緑。熱い紅茶と手作りのジャム、生みたての卵で作るオムレツ。規則正しい生活と畑仕事。「おばあちゃん、大好き」「アイ・ノウ」絶対的な愛情と信頼に包まれ、まいは少しずつ回復していきます。表題作にまつわる物語「ブラッキーの話」、「冬の午後」、「かまどに小枝を」も収録。最後に「あとがき」の著者の言葉が、優しく貴方をハグしてくれることでしょう。


選・文 / わおん書房 / January 02, 2020 本屋が届けるベターライフブックス。『銭湯は、小さな美術館』ステファニー・コロイン 著(啓文社書房)

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体が芯から冷えてしまった寒い冬の日。銭湯であたたまってみるのはいかがでしょう?
著者のステファニーさんは南フランス出身。学生時代の日本留学ではじめて銭湯に出合って以来、虜に。銭湯文化を世界に広めるため、日本各地の銭湯を訪れ、SNSで情報発信を続けています。全国80箇所以上の銭湯の写真は、すべてステファニーさん自身の撮影によるもの。色鮮やかなペンキ絵やレトロなモザイクタイル画、タイル絵の大胆なデザインを眺めていると、まるで小さな美術館を訪れたような気分に。ペンキ絵を眺めつつ湯につかり、地元のお客さんとおしゃべりを楽しむ。気づけば体も心もポカポカに。


選・文 / わおん書房 / December 26, 2019 本屋が届けるベターライフブックス。『冬の本』(夏葉社)

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「冬」と「本」をテーマに84人の選者が「大切な1冊」について綴った贈り物のような本。テーマは冬なのに手にするとふんわりとあたたかさを感じるのは、和田誠さんの装丁の魔法でしょうか? 見開き2ページで完結する小さなお話。冬が物語の舞台になった本、まるで冬のような凛としたたたずまいの本、冬になると思い出す本……いくつものあざやかな冬のかたちが織り交ぜられています。気の向くままにページを開けば、そこであなたにぴったりな物語に出会えるかもしれません。巻末には紹介された本がリストアップされています。さらなる本の旅へのお供にどうぞ。


waon books わおん書房

「暮らしの中に『!』を」コンセプトに児童書とアート本を中心に、驚き、感動、発見に出合えるような本を取り揃えている。カフェスペースでは珈琲を飲みながらゆっくりと読書やおしゃべりを楽しめる。本にまつわるイベントやワークショップも随時企画中。併設のギャラリースペースでは展示やスペースのレンタルも行っている。
福井市中央1–14–9 堀江ビル1F
電話:0776-43-6117
営業時間:11:00~19:00
休:火曜・水曜
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