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Sansakusha 本屋・散策舎


Book 119 / June 15, 2018 『人間は料理をする上 火と水 下 空気と土』マイケル・ポーラン 著 野中香方子 訳(NTT出版) 選・文/散策舎

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食材をただ食べるのではなく、料理するという発明は、人類の生活や文化を大きく変えていきました。いま改めて、料理することに徹底的に向かい合おうとした著者は、最新の科学研究から哲学的な役割まで、また実際に様々な料理にチャレンジして、あらゆる面から料理についての考察を深めていきます。好きなものを好きな時に食べられる現代社会に生きる私たちでも、キッチンに立てばそこには「自然界への魔法の扉」が開いている。料理することの楽しみをこれでもかと教えてくれる二冊です。


Book 118 / June 08, 2018 『きょうのおやつは』わたなべちなつ 著(福音館書店) 選・文/散策舎

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鏡のような紙を使った、不思議な仕掛け絵本。あたたかみのある絵が浮かび上がる臨場感には、本当に驚くばかりです。今日のおやつを楽しみに待つ時間、美味しいおやつをつくっていく時間もまた、幸せなひととき。角度や持ち方でより面白くなるので、ぜひ手に取って遊んでみることをおすすめします。おやつづくりの楽しみがたっぷりと伝わってくるはずです。


Book 117 / June 01, 2018 『日本橋木屋 ごはんと暮らしの道具  十二ヶ月の小さなならわし』木屋 監修(二見書房) 選・文/散策舎

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料理をするうえで欠かせない道具たち。それぞれの形や機能には、より美味しく食べるための、様々な知恵と工夫が込められています。たとえ自分で使ったことがなくても、昔ながらの日本の道具にはなんとなく馴染みがあるのではないでしょうか。単なるカタログではなく、四季の旬な食材、縁起の良いもの、日本の食文化などを通じて、様々な良い道具を紹介してくれる本となっています。この道具で何をつくろうか、と考えてみることもできそう。キッチンに立つのがますます楽しくなりますね。


Book 116 / May 25, 2018 『キッチン』吉本ばなな 著(角川文庫) 選・文/散策舎

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大切な人を失った悲しみはそう簡単に治るものではない。酒を飲んで笑い飛ばし、仕事や趣味で埋めようとしても、朝ひとりで目覚めたときには、ふと思い出してしまったりする。でも、食べることは生きることだ。あの味を想い出しながら、ていねいに料理をつくる。一緒にいてくれる人と、美味しいごはんを食べにいく。それで良いのだろう。今年で刊行から30年になる、吉本ばななの原点。帰るべき場所として、これからたどる道程として、『キッチン』はいつだって、ここに在る。


Sansakusha 本屋・散策舎

日々を確かに歩むための、心と身体の糧をお届けする本屋。伊勢の街ならではの小さな新刊書店として、食・旅・心の3つをテーマに選書。様々な本との偶然の出会いを、散策するように楽しめる本屋を目指している。
三重県伊勢市本町15-26 サンエスビル2F東
http://baladeur.jp/