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Book

Ao to Yoru no Sora 青と夜ノ空


Book 63 / April 14, 2017 『貝殻となり』玉井健二、玉井恵美子(ブックロア)

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大阪・枚方市にある喫茶店〈SEWING TABLE COFFEE〉。店主・玉井健二さんと玉井恵美子さんが店の立ち上げから10年の間に撮った写真と日々のことをつづった日記。何気ない店や庭の風景、そこに集まる人たちの笑顔などモノクロ写真から、〈SEWING TABLE COFFEE〉は心地よい風が吹くような空間が広がっていることが想像できます。タイトルの『貝殻となり』の由来は、恵美子さんが“貝殻の、波の流れの中で、逆らわずあるがままに形づくる、あの大らかな美しさや揺るぎない存在に憧れて”名付けたそうです。お二人の店への想いや、人とのつながりを大切にしていることが伝わってくる本です。


Book 62 / April 07, 2017 『森の食卓 たいまぐらのおやつ』安部智穂(まちの編集室)

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岩手・宮古市の山あいにある小さな集落・たいまぐら在住の安部智穂さんが紹介するおやつの本。朝からおやつの本!?と思う人がいるかもしれませんが、時間に余裕のある休日の朝、今日はどんなお菓子を食べようか、また作ろうかというときにおすすめです。“春にはイチゴ、夏にはカボチャ、秋には栗、冬にはリンゴ”と旬の食材をたっぷりと使ったお菓子の数々。レシピとともに、自然が豊かな土地、たいまぐらでの毎日の暮らしや家族とのエピソードなどもつづられています。安部さんは、一緒に食べる人の顔を思い浮かべながらお菓子を作っているそうです。そんな温かい心が伝わってくる一冊です。


Book 61 / March 31, 2017 『目であるく、かたちをきく、さわってみる。』マーシャ・ブラウン文・写真 谷川俊太郎訳(港の人)

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アメリカの絵本作家、マーシャ・ブラウンさんによる3冊の写真絵本『めで あるく』『かたち を きく』『さわって みる』を谷川俊太郎さんが訳し、コンパクトなサイズにまとめた一冊。何気なく目にした花や虫、鳥、木、空など自然界に存在するすべてのものに価値があり、美しいということに気づかせてくれます。また、頭で考えるのではなく“見る、聴く、嗅ぐ、触れる、味わう”という感覚を使って感じることの大切さも教えてくれています。その日の気分で、パッと開いたページを読むのも楽しそうです。きっと新しい発見があるはずです。


Book 60 / March 24, 2017 『よあけ』 ユリー・シュルヴィッツ作・画 瀬田貞二訳(福音館書店)

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夜が明けていく情景を淡々とシンプルな言葉で、そして美しい水彩の画で描いた絵本。ページをめくると、静まりかえった湖や山の様子、木の下に眠るおじいさんと孫、そこには音のない風景が広がっています。さらにページをめくっていくと、次第にそよ風が吹きはじめ、生き物が動き出し、おじいさんと孫はボートで湖へ漕ぎ出します。後半のページでは、ゆっくりと朝日が昇り、あっと驚くような鮮やかな色の変化が表現されています。まるで軽やかな音が鳴ったかのような錯覚さえあります。夜が明ける時の清々しさを感じる絵本です。


Ao to Yoru no Sora 青と夜ノ空

“生活を豊かにしてくれる本”をキーワードに自由な発想で選書する本のセレクトショップ。料理・インテリア・ファッション・旅・映画・音楽を軸に、古本から新刊、絵本、リトルプレスまで幅広く取り揃える。
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