&Taipei 台北の日用品探索
長く使える、駱駝印の「台湾版しりしり器」。&Taipei 台北の日用品探索 Vol.05October 24, 2024
長く使える、駱駝印の「台湾版しりしり器」。
スープや麺の具、大根餅など、野菜を千切りする料理に活躍してくれるのが、昔ながらの「台湾版しりしり器」。木製で駱駝印が目印のこちらは、10年は使えるという頑丈さが評判で、台湾の一般家庭や食堂などで使われているのをよく目にする。目利きたちから支持されている台北の生活雑貨店『綠兔子工作室』によれば、台南で100年近く続く老舗のものだそう。切れ味抜群で、キュウリやニンジンを削れば、シュッシュッと小気味いい音とともに、あっという間に千切りができる優れもの。できる千切りの太さが細いもの、太いものの2種類がある。使われている木の種類によって色や重さが違うので、ぜひ実際に手に取ってみて、自分の手に馴染むものを見つけたい。
綠兔子工作室リュィトゥーズコンツオスー
台北市文山區汀州路四段93號 ☎0975‒327‒812 木のみ15:00~20:00 事前連絡がおすすめ。営業日以外でも相談可。
近藤 弥生子台北在住ライター
台北在住の編集・ライター。カルチャー界隈からオードリー・タンまで、生活者目線で取材し続ける。著書に『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」自分、そして世界との和解』(KADOKAWA)がある。
photo & text : Yaeko Kondo