音楽喫茶の〝いい店〞案内。

心を解く音色、哀愁を響かせる空間。京都・紫野『かふぇじーの』:音楽喫茶の”いい店”案内。vol.14December 25, 2024

編集者の山村光春さんが考える、今こそ訪れたい"いい音楽喫茶"とは? 山村さんの考察とともに、15の喫茶店とその店を象徴する一枚を紹介。第14回目に登場するのは、京都・紫野『かふぇじーの』。

心を解く音色、哀愁を響かせる空間。京都・紫野『かふぇじーの』:音楽喫茶の"いい店"案内。vol.14

『かふぇじーの』
心を解く音色、哀愁を響かせる空間。

京都の北大路駅から歩いて20分ほど。自宅の居間を思わせるコージーかつ、そこはかとなく哀愁を帯びたムードの中で、心震えるようなレコードの音色に没入できる穴場の音楽喫茶。棚にびっしりと埋まった2500枚ほどのアルバムは、ジャズを中心にクラシック、ユーミンなどのポップスもあり。LPのみならず、SPプレーヤーもスタンバイ。店主の神能得次さんは元々コーヒー会社に勤務、炭火で自家焙煎したこっくり深いコーヒーとともに。

『かふぇじーの』を象徴する一枚『The Five Pennies』 Danny Kaye & Louis Armstrong

心を解く音色、哀愁を響かせる空間。京都・紫野『かふぇじーの』:音楽喫茶の”いい店”案内。vol.14

「’70年代前半までの音が気持ちよく感じる」という店主のおすすめは『5つの銅貨』という映画のサウンドトラック。「ルイ・アームストロングとダニー・ケイの掛け合いがいい」

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SHOP DATA
かふぇじーの

京都市北区紫野西野町9−1 山元マンション1F ☎075−441−5335 12:00~18:30LO(水13:00頃~ 土10:30~ 日9:00~) 不定休 自家焙煎コーヒー豆の販売も。

photo,text : Mitsuharu Yamamura


編集者・コピーライター 山村 光春

雑誌『オリーブ』のライターを経て、広告や雑誌の編集・執筆を手がける。『眺めのいいカフェ』(アスペクト)、『おうちで作れる カフェのお菓子』(世界文化社)など著書多数。「やさしい編集室」「京都芸術大学」講師。東京と福岡の二拠点生活。

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