ローカルのガイドが案内する、高知の2エリア。
歩いて知る、高知・香美市の新たな表情。Strolling in Kochi – Kami CityNovember 20, 2024 /〔PR〕
近年移住者やUターンする人が増える高知。加えて、モーニング文化が豊かな”喫茶の街”でもあります。高知市街地と香美市、盛り上がる2つのエリアを喫茶店を軸にさんぽ。エリアをよく知る、ローカルのガイドが案内します。
ー 高知県・香美市 ー
Guideにしおゆき Yuki Nishio陶人形作家
「くだらなくも愛しいもの」をモットーに陶人形と陶の雑貨を作る〈おるがん社〉主宰。2010年に20年間暮らした京都から、出身地の香美市へとアトリエを移し創作を行う。野生動物を学問する夫、モウフという名の長毛の猫との3人暮らし。
古い趣を残しつつ、 新たな息吹が加わる街。
空港からも高知市からも近く、自然も豊か。そんな香美市土佐山田町は近年、移住者も増えて新たな賑わいをみせている。案内人のにしおゆきさんもUターンで地元へと戻ったひとり。「シャッターの下りた店舗が増えた商店街に、今またポツポツと外の視点を持って地元に帰ってきた人や、移住してきた人が光を当ててくれていると感じます。古い建物を大切にリノベーションしているお店が多いのも嬉しい」とにしおさん。
「2011年にオープンした『カフェ モグ・カミーノ』は、開店以来ずっと通い続けている店。種類豊富なモーニングが終日オーダーできるのも、 ゆで卵の殻がむかれているなど細やかな心くばりもよくて。変わらないでいてくれるから、とても落ち着きます」というお気に入り。
昭和初期に建てられた産婦人科医院を、手を加えすぎることなくリノベーションしたカフェが『ヒビヤレコーズ』。「当時の面影を残す待合室などを見て、懐かしいというお年寄りもいるそう。レトロな建物が好きな人にはたまらないのでは」
自分のため、誰かのため買い求めたくなるプロダクトにも注目したい。「シンプルなナッツバターに加え、独創的なソースなどもある『ダダナッツバター』は、個性的なラベルのデザインにも惹かれます。『一二の用品店』は高橋康太さんと京子さんが営む山道具の店。自由に着られて機能性も高いオリジナルウェアも、気持ちのいい夫妻とのやりとりも魅力。土佐打刃物の包丁と、生活用品を揃える『箱箱』は、90年を経た歴史ある商家の建物にまずは痺れます。デザイン性や天然素材の心地よさで、普段づかいの土佐打刃物が、より愛される道具になっています」
高知駅から特急なら約15分。歩いて巡れる新たな土佐山田を訪ねたい。
香美市土佐山田町東本町4−2−36 ☎0887−52−2035 9:30〜16:30(モーニング〜15:00LO) 日祝休
香美市土佐山田町旭町2−1−6 ☎0887−52−8488 11:30頃〜15:00頃 不定休 営業時間はInstagram(@hibiya.records.miwa)で確認を。
3. ダダナッツバター DADA NUTS BUTTER
香美市土佐山田町西本町4−1−23−2F ☎0887−69−0739 11:00〜17:00 火水休ほか不定休
4. 一二の用品店 Juuninoyouhinten
香美市土佐山田町2431−30 ☎0887−52−8910 11:30〜16:00 月火休 夏と秋はイベント出店のため不定期営業、Instagram(@juuninoyouhinten)で確認を。
5. 箱箱 hako-hako
香美市土佐山田町東本町5−2−13 ☎なし 13:00〜18:00 月〜木休ほか不定休 詳細はInstagram(@tanntosaknife)を。土佐打刃物を中心に生活用品をセレクトする。
photo : Yoshiki Okamoto illustration : Junichi Koka edit & text : Mako Yamato 協力 : どっぷり高知旅キャンペーン推進委員会