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エスカレーターにも個性があります。写真と文:寺坂直毅 (放送作家) #2September 08, 2025

毎日使うものに愛が湧くと、日々の暮らしが豊かになります。私が乗るたびに楽しくなるのは「エスカレーター」です。手すりの色は赤だ、黄色い線(セーフティライン)に蛍光色を使っている、注意喚起のアナウンスの声が良いなど……。エスカレーターもそれぞれの魅力を噛みしめながら乗ると楽しくなります。メーカーも、三菱、東芝、日立などあり、それぞれデザインが違います。自動車を見て、「トヨタだ!」「BMWだ!」と思うように、私もメーカーを見て楽しみます。

「エスカヒル・鳴門」のエスカレーター。エスカレーターも個性があります。写真と文:寺坂直毅 (放送作家) #2
徳島・鳴門にある、「エスカヒル・鳴門」のエスカレーター。

日本には個性豊かなエスカレーターがあります。徳島県鳴門市の「エスカヒル・鳴門」には、東洋一の高低差34m、全長60mを誇るエスカレーターが。頂上に着くと鳴門海峡が一望できる展望台があります。

「名鉄百貨店」のエスカレーター。エスカレーターも個性があります。写真と文:寺坂直毅 (放送作家) #2
愛知・名古屋市にある、名鉄百貨店のエスカレーター。

愛知県名古屋市の名鉄百貨店には、手すりの形がユニークなエスカレーターがあります。通常、手すりを巻き込むところは丸い形ですが、ここのは垂直。名鉄百貨店のホームページによると、世界に2基しかないそうです。

みなさんも、それぞれのエスカレーターに噛みしめながら乗ってみてはいかがでしょうか?

edit : Sayuri Otobe


放送作家 寺坂 直毅

寺坂直毅
てらさか・なおき/1980年宮崎県生まれ。放送作家。幼稚園の頃からデパートに通い、いままで訪れたデパートは全国250軒以上。

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