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部屋に溶け込む、オーディオセット。写真と文:山口 明 (フォトグラファー) #1April 08, 2026

楽器とかおもちゃとか。音が出るものが昔から好きでした。

なので我が家にはオーディオが3セットあります。2階とリビングと仕事部屋に。あとは、個人的に集めているラジカセでカセットテープも聴いています。

家の中にそんなに必要なのかよ、と思った方も多いでしょう。僕もそう思います。家族もそう思っています。でも仕方がないんです。音が出るものが好きだから。カッコいいから。

〈バング & オルフセン〉のオーディオラック。部屋に溶け込むオーディオセット。山口 明 (フォトグラファー) #1
〈バング & オルフセン〉のオーディオラック。

僕がオーディオを選ぶときの基準は、まずカッコいいかどうか。いろんな種類のカッコよさがありますが、今回のオーディオセットは、インテリアとして見てもカッコいい、というものです。あくまで私個人の意見ですが。

オーディオラックという専用の棚を軸にして、ほかを合わせています。〈バング&オルフセン〉のもので、デザイナーはヤコブ・イェンセン。1970年代のデンマーク製、素材はローズウッドで、何も置かなくてもカッコいい。リビングであまり場所を取りたくないので、この棚はピッタリでした。15年ほど前にヤフオクで安く手に入れたものです。

オーディオセットというと機械が目立ってなんだか嫌だわという方は、まずラックから選んでみるのもいい気がします。アンティークのサイドボードにスピーカーやレコードプレイヤーを置くのもカッコいい。憧れます。

部屋に溶け込むオーディオセット。山口 明 (フォトグラファー) #1
部屋に溶け込むオーディオセット。山口 明 (フォトグラファー) #1
部屋に溶け込むオーディオセット。山口 明 (フォトグラファー) #1

このラックに、スピーカーは〈ロジャース〉の「LS3/5A」、アンプは〈クオード〉の44と405、レコードプレイヤーは〈テクニクス〉の「SL-1200MK5」を置いています。

これらは音も好きですが、ラックとの見た目の相性で選びました。オーディオというと「機械!」というイメージで敬遠しがちですが、家具のように部屋の雰囲気で気軽に選ぶと楽しいです。

いくら音が良くてもデザインが好みでないとストレスですし、見た目が好きだと音も好意的に感じる気がします。まあ逆の場合もありますが。見た目か中身か、恋に近い気も。知らんけど。

このセットはリビングに置いていることもあり、夕飯時や来客時には、優しい音でリラックスできる曲を流すことが多いです。あとは、みんなが知っている歌謡曲とかも。

部屋に溶け込むオーディオセット。山口 明 (フォトグラファー) #1

今回、フリー・デザインの『Kites Are Fun』と、ペンギン・カフェ・オーケストラの『クールミント・サウンド』を聴きながら、ぼんやりとラックを眺めました。音を聴いてるのか、見ているのかよくわからない時間。最終的に、ああ、何てカッコいいんだろう! と思いました。やっぱりオーディオっていい!


フォトグラファー 山口 明

山口明
やまぐち・あきら/1978年生まれ、京都府舞鶴市出身。主に雑誌、広告、書籍、カタログなどを手がける。〈ラジカセスピーカー山口屋〉として、壊れたラジカセをBluetoothスピーカーに改造して販売もしている。飼い猫の本『白黒猫のパンチョとガバチョ』(hayaokibooks) も発売中。

instagram.com/pancho0002

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