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窓の向こうが、部屋を心地よく整えてくれる。編集後記「部屋を心地よく、整える」January 20, 2026

年始の朝、初雪をまとった庭。窓辺でコーヒーを飲みながら眺めていた。
年始の朝、初雪をまとった庭。窓辺でコーヒーを飲みながら眺めていた。

「部屋を心地よく、整える」。この一冊では、18軒の狭い家、古い家を紹介しました。さまざまな住まいを見つめるうちに、では自分はどんな暮らし向きで日々を過ごしているのだろう、と自然と考えるようになりました。

広島にある私のセカンドハウスは、両親から譲り受けた、築60年の日本家屋を3年前にリノベーションしたものです。外観はできるだけそのままに、室内は壁や間仕切りを取り払って、空間を大きくつくり直しました。2階の床も一部撤去し、ロフトを設け、本を収納する棚を壁一面に造り付けています。その棚には、東京で少しずつ買い集めてきた書籍や文庫本、漫画を運び込み、いまもゆっくりと“お引っ越し”させている最中です。空いていた棚が少しずつ埋まっていく様子を眺めるのは、これからの楽しみのひとつでもあります。

年末年始をこの家で過ごし、あらためていいなと思ったのは、庭の景色が日常の延長にあることでした。大きな紅葉の木が2本あり、秋には真っ赤に染まりますが、今年の年始には初雪をまとい、庭は一面真っ白に。窓の向こうの景色が変わるだけで、部屋の空気まで整っていくように感じました。心地よい暮らしとは、何を足すかではなく、時間とともに何が重なっていくか。そのことを、この特集を通してあらためて実感しています。(編集K)

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Latest Issuepremium No. 147部屋を心地よく、整える。2026.01.20 — 980円