FOOD 食の楽しみ。

平野紗季子さんのおやつ時間に、
〈ウェルビーンズ〉の濃厚テリーヌを。April 18, 2023 /〔PR〕

 

プラントベースの食品ブランド〈wellbeans〉から、香り高いカカオの味が楽しめる「超濃厚ショコラテリーヌ」と抹茶の風味が際立つ「超濃厚抹茶テリーヌ」が誕生。自身でも菓子ブランドの代表を務める、甘い物好きのフードエッセイスト、平野紗季子さんが食べてみることに。初めて口にしたときの感動、その魅力を語ってもらった。

 

おいしいを諦めない、植物から生まれたおやつ。

 

健康面や地球環境保護の観点から注目を集めるプラントベースフード。ミルクやバターなど動物性原材料を使わない食品を指し、日本でも徐々に関心が高まりつつあるものの「体や環境にはやさしいけれど、味はちょっと物足りない」と感じる人も少なくなかったはず。そんななかで、「植物由来のおいしさ」を追求したのが〈wellbeans〉。「おいしいから食べたい」というポジティブな思いから、プラントベースの食事を始めるきっかけや食べ続ける気持ちを育もうとする食品ブランドだ。そしてフードエッセイストの平野紗季子さんもその動向に注目するひとり。

 
<small>クリーミーでコクのある豆乳クリームバターを使用した「超濃厚ショコラテリーヌ」は軽やかな口溶けが特徴。植物由来の豆乳バターがカカオの華やかさを一層引き立てる。愛知県・西尾産の抹茶をふんだんに使った「超濃厚抹茶テリーヌ」は乳製品不使用のホワイトチョコがベース。豆乳クリームを合わせることで、動物性原料では難しい抹茶本来の濃い味わいを楽しめる。各270g ¥3,480 </small>各270g ¥3,480 ウェルビーンズ 平野紗季子
クリーミーでコクのある豆乳クリームバターを使用した「超濃厚ショコラテリーヌ」は軽やかな口溶けが特徴。植物由来の豆乳バターがカカオの華やかさを一層引き立てる。愛知県・西尾産の抹茶をふんだんに使った「超濃厚抹茶テリーヌ」は乳製品不使用のホワイトチョコがベース。豆乳クリームを合わせることで、動物性原料では難しい抹茶本来の濃い味わいを楽しめる。各270g ¥3,480

色気を放ち、余韻までも美しい味わい。

 

「パティシエさんのなかには、"乳製品よりも素材の味がクリアに伝わるから"と、おいしさを追求するためにあえてプラントベースの食材を使う方もいます。そういう意味で、食べていた食事が図らずもプラントベースだったということも増えてきました」
wellbeans〉が注目したのが高タンパクで環境負荷が少ないヘルシー食材、大豆だ。独自の技術を使って大豆を分離し、旨味を凝縮した低脂肪豆乳や、コクのある豆乳クリームを開発。それらを使って作られた「超濃厚ショコラテリーヌ」と「超濃厚抹茶テリーヌ」を平野さんにも味わってもらった。
「これは衝撃ですね。植物性なのにまるでバターのような色気がある。聞くと〈wellbeans〉には豆乳クリームバター"ソイレブール"が使われているとのことで。バターはお菓子のなかでも本当に特別な素材じゃないですか。バターには敵わない、バターにしか作り出せない味の世界があるってずっと思ってきましたが、植物由来の素材でこんな表現ができるなんて」

 
「超濃厚ショコラテリーヌ」と「超濃厚抹茶テリーヌ」は、それぞれ約25cmの長方形。食べたい分だけカットして食べられ、さらに食べる温度帯により異なる食感や味わいを楽しめる。凍った状態で食べれば超濃厚なアイスデザート。冷蔵庫で4〜6時間置いてから食べるとしっとり柔らかくなり、なめらかな口溶けに。香りもより豊かに感じられる。 平野紗季子 ウェルビーンズ
「超濃厚ショコラテリーヌ」と「超濃厚抹茶テリーヌ」は、それぞれ約25cmの長方形。食べたい分だけカットして食べられ、さらに食べる温度帯により異なる食感や味わいを楽しめる。凍った状態で食べれば超濃厚なアイスデザート。冷蔵庫で4〜6時間置いてから食べるとしっとり柔らかくなり、なめらかな口溶けに。香りもより豊かに感じられる。
 

ここでの"色気"とは、うっとりするような感覚のことだそう。「色気というのは……味にうわ〜っと魅了される感覚ですね。でも後味は軽やか。カカオと抹茶、どちらも香りが印象的です。抹茶テリーヌは抹茶の香りが輝いていて、ほんのりとした大豆の風味もよく合っているなと。ショコラテリーヌはカカオの風味がパッと華やかに立ち、カカオならではの鮮やかな酸味が効いています。私、好きな食べ物はなんですか?って聞かれるとき、具体的な食べ物はもちろんですが、性質でこういうものが好き、というのもあって、最近は"味わいは豊かなのに、重力がなくて、余韻が美しい食べ物"に惹かれるなあと思うんです。それはお菓子でも和食でもフレンチでも。まさにこのテリーヌはその理想に近いです」

 

遠く離れている人とも共有できる、おいしい時間。

 

2種のテリーヌは公式サイトで買うことができ、eギフトを使えば遠方の知人に贈ることもできる。「オンラインストアは私もよく利用します。買いに行く時間や手間、交通費をかけずに、家でじっとしていればおいしいものが向こうからやってきてくれるなんて嬉しすぎる。冷凍保存できるケーキは賞味期間で焦ることもないので、贈り物にもぴったりですよね」。どんな人に贈りたいですか?と聞くとこんな答えが返ってきた。「食いしん坊の友人です。我々は、常に"おいしいものを食べたい"と"太りたくない"の間で引き裂かれているのですが(笑)、コレステロール0mgとギルティフリーな感覚で味わえるなんてありがたいことこの上ないですよね」

 
一口サイズにカットしたテリーヌを見て微笑む平野さん。シンプルなテリーヌはきれいな断面も楽しみたい。解凍前にお湯で温めたナイフを用意して、水気をきってから切り分けると美しくカットできる。 平野紗季子 ウェルビーンズ
一口サイズにカットしたテリーヌを見て微笑む平野さん。シンプルなテリーヌはきれいな断面も楽しみたい。解凍前にお湯で温めたナイフを用意して、水気をきってから切り分けると美しくカットできる。

食の豊かさを感じさせてくれるエッセイたち。

 

そう楽しそうに話す平野さんに、食の豊かさを感じさせてくれる本も教えてもらった。
「〈按田餃子〉を営む料理家・按田優子さんの著書『たすかる料理』は、彼女の食の哲学が凝縮。料理をするということは、決められたルールや学問や道があるわけではなく、"台所で個人的な神話を紡ぐようなもの"と書いてある。正しさや常識を求めがちな世の中で、按田さんの柔軟でパンクな考え方が響きます。土地に根ざした生き生きとした食の風景が活写され、『食べるとは? 美しい食の場とはどのようなものか?』を考えさせてくれるのが作家・石牟礼道子さんの『食べごしらえおままごと』。『ベイルート961時間(とそれに伴う321皿の料理)』はパリ在住の詩人、関口涼子さんがレバノン・ベイルートに滞在したときの日々を綴った一作です。食は『ある時代の五感のアーカイヴである』とした上で、食を囲むこと、また食にまつわる経験を語ることから浮かび上がるものの豊穣さに驚かされます」

 
東京・代々木上原の人気店『按田餃子』の店主が提案する、自分らしく食べて生きるための自炊のアイデア。「一日三食じゃなくていいとか主食はご飯やパンでなくてもいいなど、按田さんの料理哲学を知ると、気づかずに縛られていた食の固定観念から自由になれる気がします」。『たすかる料理』按田優子 (リトルモア)  平野紗希子 ウェルビーンズ
東京・代々木上原の人気店『按田餃子』の店主が提案する、自分らしく食べて生きるための自炊のアイデア。「一日三食じゃなくていいとか主食はご飯やパンでなくてもいいなど、按田さんの料理哲学を知ると、気づかずに縛られていた食の固定観念から自由になれる気がします」。『たすかる料理』按田優子(リトルモア)
熊本で暮らし、生涯、水俣病患者たちに寄り添いながら、声なき声を綴った作家・石牟礼道子による食エッセイ。「『食べることには憂愁が伴う。猫が青草を噛んでもどすときのように』という最初の一文からハッとします。米が炊ける様子や薪が爆ぜる音、漬物を刻むおばあちゃんの姿など、生き生きとした食のシーンが丁寧に活写されています。筆者の眼差しは現代の食に対する批判も含まれていて、時空を超えた叱咤が本の中に響き渡っているようにも感じるのですが、石牟礼さんの言葉の意味に少しでも近づくことができたなら……と何度もで読み返す作品です」。『食べごしらえおままごと』石牟礼道子 (中公文庫)  平野紗希子 ウェルビーンズ
熊本で暮らし、生涯、水俣病患者たちに寄り添いながら、声なき声を綴った作家・石牟礼道子による食エッセイ。「『食べることには憂愁が伴う。猫が青草を噛んでもどすときのように』という最初の一文からハッとします。米が炊ける様子や薪が爆ぜる音、漬物を刻むおばあちゃんの姿など、生き生きとした食のシーンが丁寧に活写されています。筆者の眼差しは現代の食に対する批判も含まれていて、時空を超えた叱咤が本の中に響き渡っているようにも感じるのですが、石牟礼さんの言葉の意味に少しでも近づくことができたなら……と何度もで読み返す作品です」。『食べごしらえおままごと』石牟礼道子(中公文庫)
内戦や大規模な爆発事故で荒廃した港町、レバノン・ベイルート。ここに滞在する翻訳家・作家の著者は人々に「料理の話」を聞いていく。「単に旅紀行としておいしいものを食べて、こんな未知なる食べ物に出合ってという本ではないんですよね。レバノンという様々な傷を抱えた町で人々はどのように生き、食と向き合っていたのか。彼らと関わるとき、旅人であり書き手である著者がどのような立ち位置、態度で臨むべきなのか。いろんな逡巡や切実さがあって、一冊を通底して影のようなものが感じられ、また食の力にも気付かされる特別な本です」。 (とそれに伴う321皿の料理) 』関口涼子 (講談社)  平野紗希子 ウェルビーンズ
内戦や大規模な爆発事故で荒廃した港町、レバノン・ベイルート。ここに滞在する翻訳家・作家の著者は人々に「料理の話」を聞いていく。「単に旅紀行としておいしいものを食べて、こんな未知なる食べ物に出合ってという本ではないんですよね。レバノンという様々な傷を抱えた町で人々はどのように生き、食と向き合っていたのか。彼らと関わるとき、旅人であり書き手である著者がどのような立ち位置、態度で臨むべきなのか。いろんな逡巡や切実さがあって、一冊を通底して影のようなものが感じられ、また食の力にも気付かされる特別な本です」。『ベイルート961時間(とそれに伴う321皿の料理) 』関口涼子(講談社)
 

「こうした本を読んでいると、改めて、食は雄弁に時代を語るし、社会やその時代に生きた人々の営みに密接に関わっているんだと気付かされます。〈wellbeans〉のプラントベースフードも、人口増加や食糧不足が喫緊に迫る今、私たちはどうやって食べていくのか?といった問いが根底にある。ただおいしい、たのしいだけじゃない、食の向き合い方に共感します」

 

おやつ時間は、人生のベストシーン。

 

シンプルなおいしさを追求したテリーヌは、飲み物と一緒に楽しむことでさらに楽しみが広がる。「私はおやつとミルクを合わせるのが好きなので、抹茶テリーヌは同じ植物由来のオーツミルクと一緒に味わいたいです。動物性ではなく、植物由来のミルクのほうがさらっとして、相性が良さそう。ショコラテリーヌは、カカオの華やかな香りの脇を固めてくれるような、すっきりとしたアッサムティーが合いそうだなと思いました」

 
マイルドな植物由来のホワイトチョコに、一番茶のみを使った濃厚な抹茶を掛け合わせたテリーヌ。クセのないやさしい甘さのオーツミルクと合わせれば、まろやかなマリアージュが口いっぱいに広がる。「超濃厚抹茶テリーヌ」 270g ¥3,480 平野紗希子 ウェルビーンズ
マイルドな植物由来のホワイトチョコに、一番茶のみを使った濃厚な抹茶を掛け合わせたテリーヌ。クセのないやさしい甘さのオーツミルクと合わせれば、まろやかなマリアージュが口いっぱいに広がる。超濃厚抹茶テリーヌ 270g ¥3,480
希少なエクアドル産アリバ種と、ガーナ産のカカオをブレンド。香ばしさや酸味、華やかなアロマを全面に感じられるショコラテリーヌはアッサムティーと。あっさりとした軽やかな味わいが、香り高いチョコレートの味わいを引き立ててくれる。超濃厚ショコラテリーヌ 270g ¥3,480  平野紗希子 ウェルビーンズ
希少なエクアドル産アリバ種と、ガーナ産のカカオをブレンド。香ばしさや酸味、華やかなアロマを全面に感じられるショコラテリーヌはアッサムティーと。あっさりとした軽やかな味わいが、香り高いチョコレートの味わいを引き立ててくれる。超濃厚ショコラテリーヌ 270g ¥3,480
シックな箱に入ったギフト用商品もラインナップ。〈wellbeans〉には、相手の住所を知らなくても送れるeギフトもある。商品を購入後、受け取り用URLを贈りたい相手にLINEやSNSで送信するだけ。遠くに住む知人や友人への挨拶など、気軽に贈ることができるデジタルギフトサービスだ。ギフト用各¥3,980  平野紗希子 ウェルビーンズ
シックな箱に入ったギフト用商品もラインナップ。〈wellbeans〉には、相手の住所を知らなくても送れるeギフトもある。商品を購入後、受け取り用URLを贈りたい相手にLINEやSNSで送信するだけ。遠くに住む知人や友人への挨拶など、気軽に贈ることができるデジタルギフトサービスだ。ギフト用 各¥3,980
 

なめらかな舌触り、濃厚な味わいを運んでくれるプラントベースのテリーヌ。一つずつ、楽しそうに味わう平野さんに、おやつの時間について聞いた。
「人生のベストシーン。おやつがないと生きていけないです。私は起きるのが苦手で、朝はものすごくテンションが低いのですが、おいしいスイーツを食べるだけで、生きててよかったと思う。朝に甘い物を食べるおかげで、なんとか人間の形を保って、仕事に出かけられるんだと思います。プラントベースフードのスイーツだったらさらに罪悪感なく、我慢せずに食べられる。朝に食べるとエネルギーが湧いてきそうです」

 
PROFILE
 

平野紗季子 Sakiko Hirano
小学生から食日記をつけ続け、大学在学中に日々の食生活を綴ったブログが話題となり、文筆活動をスタート。雑誌・文芸誌などで多数連載を持つほか、ラジオ『味な副音声』(ポッドキャスト&J-WAVE)のパーソナリティや、『きみと食べたい』(NHK)のレギュラー出演、菓子ブランド〈(NO)RAISIN SANDWICH〉の代表を務めるなど、食を中心に多岐にわたって活動。著書に『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)、『味な店 完全版』(マガジンハウス)など。

 
 

●問合せ/ウェルビーンズ info@wellbeans.net

photo : Hisashi Ogawa styling : Nami Kagiyama hair & make-up : Akemi Esashi(mod’s hair) text : Mariko Uramoto coorperation : AWABEES、&VINTAGE、UTUWA

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