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家庭的な雰囲気で愛される、景観もごちそうの韓国・ソウルのマンドゥ店『紫霞 (ジャハ) ソンマンドゥ』。February 27, 2026
家庭的な雰囲気で愛される、景観もご馳走のマンドゥ店。
ソウル北部の付岩洞の高級住宅街の一角。小さなしゃれた看板を横目に石段を上るとテラス席、その先に並ぶ醤油甕を見ながら玄関へ。まるで、誰かの家にお邪魔する感じだ。2階の席に上がると、目の前に山並みが広がり、気分が上がる。
店主、パク・ヘギョンさんの家では、お正月に家族でマンドゥ(餃子)を作るのが恒例だった。皮は男性陣が作り、女性たちが中身を詰めるのが決まりだった。あるとき、知り合いの知り合いがマンドゥ店を始めたのだが、食べてみたら「私のほうが上手だと思って(笑)」、友人たちに食べてもらったのが始まり。弟の嫁と2人で「おもしろいことをしよう」と、マンドゥ用の器を20個買い、あとは家にあるものを活用し、駐車場にパラソルを3つ広げ、お店ごっこ的に店を始めた。最初は反対されたが、102歳まで生きた祖母は、キムチを漬けたり、この店のアイデンティティともいうべき醤油を造ったりと、陰から支えてくれた。
マンドゥはもちろん、調味料も、何から何まで手作り。化学調味料不使用。丁寧な手仕事から生まれる、どこにもないやさしい味が評判を呼び、いつの間にか、自宅がどんどんレストランになっていった。看板メニューのマンドゥグッ(餃子スープ)の餃子はかなり大きめ。具材は豚肉と牛肉、緑豆もやしと豆腐。スープは牛肉を5〜6時間煮て醤油で調味したものだ。
紫霞ソンマンドゥ자하손만두/ジャハソンマンドゥ
付岩洞(プアムドン)
「古いと思われないよう、常に研究を重ねています」と店主。メニューには、夏に食べるきゅうり入りの四角く包んだ蒸し餃子・ピヨンスー(12,000W)も。
Shop Data ▷종로구 백석동길 12/12, Baekseokdong‒gil, Jongno‒gu 11:00~20:15LO 月休 Instagram @jaha_sonmandoo
文・P(ぴい)
食のライター&エディター。2年ぶりのソウル、取材先のストーリーがおもしろくてつい長居。お店の歴史を知ると、訪ねる喜びもおいしさも倍増。ソウルますますおいしいよ♡
photo : Sachie Abiko coordination : Sung eun Kong cooperation : Jinon Kim & Hyejin Kim (TOKYO DABANSA)









































