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3人のクリエイターが語る、新型 Audi A3から見えてきたデザインの未来。The all-new Audi A3 / July 11, 2021 /〔PR〕

デザインの未来を考えることは、これからのライフスタイルを考えることだ。8年ぶりのフルモデルチェンジとなった 新型 Audi A3のもとに、プロダクトデザイナーの横関亮太さん、アーティストの舘鼻則孝さん、建築家の岡野道子さんの3人が集結。落ち着いた佇まいの中に、アウディのデザイン哲学が宿るこの一台を通じて、互いの考えや哲学を語り合い、A3をインスピレーションにして持ち寄ったアイデアスケッチも披露した。異なるフィールドで活躍する彼らの目に、そのデザインはどう映ったのか。そして、彼らが語ったデザインの未来とは。

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新型 Audi A3を囲む3人。左から、横関亮太さん、岡野道子さん、舘鼻則孝さん。クリエイターならではの視点で、デザインのディテールを見つめる。

「良い部分を残しつつ、小さな革新が随所に存在する」。
デザイナー横関亮太が思わず唸った新型 Audi A3のデザイン。

「体験がどうあるべきか、そこから逆算してプロダクトをデザインする。そうして出来上がったものこそが美しさを伴っているのだと僕は考えています」。そう語るのは、家具や家電、生活用品まで幅広いプロダクトのデザインを手がける横関亮太さん。プロダクトデザイナーとしての彼の目は、新型 Audi A3のデザインに、表面的ではない、本質的な進化を見出した。「これまでのアウディのデザインと比較して、全てを一から作り直すのではなく、良い部分を残しつつも各所で小さな革新を起こすことで、全体としてバランスよく進化している。進化の道筋を指し示すことは、デザインにできることのひとつ。新型 Audi A3にはデザインの力が感じられます」。新型Audi A3をインスピレーションにした自身のアイデアを、高精度なCGにまで落とし込み、トークに持参した横関さん。プロダクトに真摯に向き合うデザイナーの心も動かすデザインの力が、Audi A3にはあるようだ。

「進化ってじつは人間の本能に近いものだと思うんです。でないと、こんなにもあらゆるものを常に良くしようとしたり、新しくしようとすることはできないはず」。そう語る横関さんは、これからのデザインのありかたについて次のような考えを示した。「デザインにできることのひとつは、どう前に進むべきかという道を示すこと。進み方は5年10年先を見据えたじっくりとしたものでも良い。アウディはそのなかで、一つの進化の見本を見せてくれていると感じます」。

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アウディの象徴でもあるシングルフレームグリル。そのワイドさが醸すスポーティネスについて語り合う。
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横関さんの作品「TSUGIKA flowervase」とAudi A3。家具、家電製品、生活用品など、体験価値を重視したプロダクトは、国内外で高く評価されている。
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プロダクトデザイナーの視点でクルマのデザインを語っていく横関さん。新鮮な発見に満ちたトークが広がっていく。

「自分だけの聖域が失われていく時代だからこそ」。
アーティスト舘鼻則孝が見つめるモビリティの新しい価値。

舘鼻則孝さんの代表作といえば、レディー・ガガが愛用したことでも知られる「ヒールレスシューズ」。花魁の履く高下駄から着想を得て製作されたその作品をはじめ、伝統的な技法を用いた工芸品のような佇まいと、現代アートの持つテーマ性を併せ持つ作品で知られるアーティストだ。さまざまな技術を継承した職人たちとともに制作することも多いという舘鼻さんは「例えばお店でモノを見たとき、それがどんな背景で、どう作られたかがもっと可視化されたらいいのに、と感じることが少なくない。この新型 Audi A3もいろんな専門分野の作り手が関わっている。そういうストーリーが伝わることで、物やデザインの見え方はもっと変わっていくのではないか」と語る。

美しさか、それとも機能性か。モビリティのデザインにおいても、長らく議論されてきた問いに対して「アートはある意味、“美しさ”が機能として求められているものだったりする。それがアートの面白いところ」と舘鼻さん。新型Audi A3のデザインにも、機能としての美しさを見出したのかもしれない。トークは次第にモビリティの未来へと広がり、舘鼻さん「個人的な思い」と断りながらも、次のように語った。「これからはどこでもオンラインでつながり、境界線がなくなっていく。自分だけの聖域がどんどん奪われていくと、クルマは単なる移動ツールとしてだけでなく、独立したプライベート空間として高い価値を持っていくのではないか」。機能性や快適性だけではなく、そこに在ることで生まれる自分と向き合う時間、その創出こそが、モビリティの未来に求められることなのかもしれない。

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ファッションをアートに昇華したさまざまな作品を手がける館鼻さん。アーティストとしての独自の目線から、新型Audi A3のデザインを紐解く。
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舘鼻さんの代表作、ヒールレスシューズ。アーティストとしての彼の視点をきっかけに、トークはアートとデザインの共通項や違いについて広がっていく。
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モビリティの未来へと話を展開した舘鼻さん。それは、人の未来を見つめながら紡ぎ出した言葉だった。

「デザインのプロセスに使い手を巻き込むこと」。
建築家・岡野道子が語る、モノづくりに求められるこれからのスタイル。

コミュニティとのつながりを大切にする建築家の岡野道子さんは、自身のこれまでの家づくりの経験を通して感じたことがあるという。「例えば一緒に壁を塗る。床材のタイル張りを手伝ってもらう。それだけで、単に与えられたものを使うという意識が少し変わり、これは私の作った家だと愛着を持ってもらえるケースが多いんです」。作り手から使い手への一方的なコミュニケーションではなく、“一緒に作る”というスタンスが少し加わるだけで、その後の使われ方にも大きな変化が生まれる。「これからの時代は、デザインプロセスに人を巻きこんで、一緒に作っていく。そんなモノづくりが求められていくのでは」。地域のコミュニティに根ざした活動を続ける建築家ならではの視点で語られる新たな時代のモノづくりに、横関さん、館鼻さんも納得の表情を浮かべる。

新型 Audi A3の最新のテクノロジーとドライバーを中心に設計されたデザインの融合を実際に肌で感じた3人の話は、デザインという概念の「進化」へと広がっていく。「進化は数字だけでは表現できない。その奥にあるアイデアや機能に裏付けされた工夫があってこそ、進化するもの」と語る岡野さん。続けて、「まさにクルマは動く居住空間。見た目やフォルムの印象とともに、その中の空間をどう形作るかが重要。それはクルマも建築も同じです」と、自身の手がける住宅の設計とアウディの空間デザインへのこだわりに共通点を見出す。建築家の視点で見ても高い居住性を備えた新型Audi A3は、まさしく進化したデザインだといえる。

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「使い手と一緒につくるというスタンスを取り入れることで、作り方も、その後の使われ方にも変化生まれる」と語る岡野さん。
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被災地の復興拠点や地域のコミュニティづくりなど、建築の枠を広げて活動する岡野さんの話に耳を傾ける2人。
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「クルマは動く居住空間」。カーデザイナーとは異なる岡野さんの目線で、新たな発見を見出していく。

クルマ ×プロダクトデザイン、 アート、建築。
かつてない出合いから生まれたアイデア。

クルマとは異なるフィールドで活躍する3人は、新型 Audi A3のデザインをどう解釈したのか。そのイメージを言葉ではなく、それぞれの「デザイン」で表現したら。そんな難しい課題にも快く応じてくれた。

横関さんが披露したのは、すでにプロトタイプレベルにまでCCで落とし込まれた一枚。エアインテークやシングルフレームグリルをモチーフにしたフラワーベースは、ボディの端材を再利用することでサステイナビリティにも配慮している。舘鼻さんは代表作であるヒールレスシューズに、新型 Audi A3の立体的なフォルムから得たファーストインプレッションを落とし込んだアイデアスケッチを。事前に新型 Audi A3を試乗していた岡野さんは、特に印象深かった加速の心地よさからインスパイアされた、多重螺旋の住宅建築を提案。クルマやクルマ以外のモビリティのための導線と居住空間がスパイラルで構成される。

「クルマ×プロダクト」「クルマ×アート」「クルマ×建築」、ジャンルの垣根を越えて生み出されたアイデアに、デザインのさらなる可能性や進化の先が垣間見えた瞬間だった。

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持ち寄ったデザインスケッチを前に語り合う3人。三者三様の視点によって、新たなアイデアが生まれていく。
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「家の中に新型 Audi A3を取り込むということができたら」という、プロダクトデザイナーならではの視点から生まれた横関さんのフラワーベース。
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舘鼻さんの代表作でもあるヒールレスシューズに、新型 Audi A3の「ミニマルでありながら複雑でシャープ」なフォルムを落とし込んだアイデアスケッチ。
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モビリティ用のレーンと住戸のレーンが多重螺旋を描く岡野さんの住宅建築のアイデア。人とモビリティの共生という未来的なテーマが感じられる。

3人が体感した、新型Audi A3に宿るアウディのデザイン哲学。

トークを終え、改めて新型 Audi A3のデザインを見つめながら車内に乗り込み、ハンドルを握った3人。「離れて見たときのシルエットはミニマルだけど、近くで見たときには細部のこだわりが見えてくる。そのコントラストが非常に魅力的」と館鼻さんが語れば、横関さんも続けて「コンパクトだけどシャープなラインがあり、そのことでエレガントさが高まっている。近くで見ると面のうねりにメタリックのグラデーションのブルーが映えていて、とても美しい」と、そのデザインに目を輝かせる。

「モニターや操作パネルの全体が、運転席側に少し傾いている。これはストレスなく操作できそう」。そう語るのは、子どもの送り迎えでクルマを運転する機会が多いという岡野さん。アウディのデザイン哲学のひとつである「Human Centric」が体現された、人を中心に考えられた心地よい空間を体感したよう。後部座席に再び乗り込んだ舘鼻さんも「素材の扱い方にコントラストがあって、優雅さを引き立てているのがわかります」とディテールの質感を確かめていた。

カーデザインとは往々にして、表面的な造形だけに着目して語られることも多い。しかし、今回の3人のトークでは、プロダクトデザインや建築、アートなどの異なる視点からクルマを見つめることで、この社会をより豊かで彩りある日々へと連れていくための様々な可能性が感じられるものであった。今を生きる人々の生活をしっかりと見つめ、見た目のデザインはもちろんのこと、ドライバーやクルマに乗る人の暮らし、さらに社会全体のデザインまでを見据えて、進化した新型Audi A3。このクルマの登場が、デザインの未来に新たな光を与えてくれる。

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ステアリングホイールを握る岡野さん。「必要な情報が自然と視線の先に入るコックピットの配置も、とても使いやすく感じますね」
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トークの終盤、改めて新型 Audi A3を見つめる3人。クリエイターを離れた一人のドライバーとしての感想トークにも花が咲く。
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「体の大きな私でも、余裕を持って座ることができる。外見からは想像もつかない広さです」と縦鼻さん。
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カーデザインを越えた視点でモビリティの未来を見つめるトークとなった。
フルムービーは、新型Audi A3のスペシャルサイトでご覧いただけます。

PROFILE

横関亮太 プロダクトデザイナー
Ryota Yokozeki

プロダクトデザインとクリエイティブディレクションを軸に、家電製品や家具、生活用品、アートに至るまで、国内外の様々なプロジェクトを手掛ける。ライフスタイルの広がりに合わせた「体験価値を高める」ことを前提としたモノづくりを得意としている。
http://www.ryotayokozeki.net/

舘鼻則孝 アーティスト
Noritaka Tatehana

日本の古典的な染色技法や伝統文化にインスパイアされた作品を中心に、多岐のジャンルにわたりアート作品を手掛けているアーティスト。花魁の履く下駄をモチーフとした踵のない「ヒールレスシューズ」は、レディー・ガガが愛用したことで世界中から一躍脚光を浴びた。
https://noritakatatehana.viewingrooms.com/

岡野道子 建築家
Michiko Okano

その場に住む人たちのコミュニティーに根差した設計を得意とする建築デザイナー。東日本大震災以降、宿泊施設から支援住宅、公営住宅など、体験する人の声を取り入れながら、建築を通した「まちづくり」にまでフィールドを広げ活動している。
http://michikookano.com/

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