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歴史的空間で魅せる新しいインテリアの形。展示「アルベルロイの極小空間 -“Temaeza” in the Tea ceremony room-」が『旧山崎家別邸』にて6月22日より開催。June 14, 2024

〈ALBELROY〉「アルベルロイの極小空間 -“Temaeza” in the Tea ceremony room-」埼玉・川越 重要文化財住宅『旧山崎家別邸』
ウォールナット材から削り出したデスクホルダー「THISTLE」。文房具を入れたり、植物を飾ったりと自由な使い方ができる。

"極小の家具”と、歴史的建造物との調和に挑む。

 ”極小の家具”をコンセプトに、デスク周りの小物・雑貨を展開するブランド〈ALBELROY〉。近年、インテリアアイテムとしてのシリーズ「the MASS」とアート作品としてのシリーズ「the ART」の2つのカテゴリーでプロダクトを展開してきた。このたび、両シリーズを合わせた展示「アルベルロイの極小空間 -“Temaeza” in the Tea ceremony room-」が開催される。

 埼玉県川越市にある国指定重要文化財『旧山崎家別邸』にて、会期は6月22日(土)〜6月30日(日)。茶室のデザインから発想を得た新作の彫刻「“Temaeza” in the Tea ceremony room」や、モノ単体ではなく空間との調和を目指して作られた30点以上のインテリアが並ぶ。

旧山崎家別邸 茶室「如庵・写し」にて、新作彫刻「“Temaeza” in the Tea ceremony room」。 Photo:Takafumi Matsumura
旧山崎家別邸 茶室「如庵・写し」にて、新作彫刻「“Temaeza” in the Tea ceremony room」。 Photo:Takafumi Matsumura
硯(すずり)をイメージしたペントレー「SLOW RAFT」。手作業で仕上げているため、ソリッドなデザインでありながらも質感は柔らか。
硯(すずり)をイメージしたペントレー「SLOW RAFT」。手作業で仕上げているため、ソリッドなデザインでありながらも質感は柔らか。
オブジェとしても存在感のあるブックエンド「TATLIN」。文庫本や一般書のほかに、重さのある図録や大判アートブック等もしっかり固定できる。
オブジェとしても存在感のあるブックエンド「TATLIN」。文庫本や一般書のほかに、重さのある図録や大判アートブック等もしっかり固定できる。

 会場となる『旧山崎家別邸』は、1925年に建築家・保岡勝也が設計した住宅。ステンドグラスが美しい洋館と数寄屋造りの和館、風情ある庭園で構成されており、庭園に建つ茶室は、千利休の弟子で織田信長の弟である茶人・織田有楽斎が考案した国宝茶室「如庵」の写し茶室とされる。

 初夏の心地よい空気の中、美しい空間とインテリアに心鎮まる展示になるだろう。

Event Informationアルベルロイの極小空間 -“Temaeza” in the Tea ceremony room-

会期:2024年6月22日(土)〜6月30日(日)
時間:9:30〜18:30(入館は18:00まで)
会場:旧山崎家別邸 (埼玉県川越市松江町2-7-8)
入場料:100円 (旧山崎家別邸の拝観料として)

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