BEAUTY 明日のキレイのために。
伊藤まさこさんと〈パナソニック〉のデザイナーが交わす、これからのくらしの豊かさの話。Vol.01Talking About Better Life by Panasonic DesignNovember 20, 2023 /〔PR〕
Vol.01 美容とくらし
生活の形が多様化するいまこそ考えたい ”くらしの豊かさ”について、
伊藤まさこさんと〈パナソニック〉のデザイナーが対談する連載企画。
第1回は美容家電担当の田原彩友美さんと、日々の美容の話を。
伊藤まさこ Masako Ito
スタイリスト。料理や雑貨など、暮らしまわりのスタイリングで活躍。自らプロデュースした衣食住にまつわる商品を販売する〈weeksdays〉を〈ほぼ日〉と一緒に運営する。最新刊の『する、しない。』(PHP研究所)ほか、著書多数。
田原彩友美 Sayumi Tahara
パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 デザインセンター プロダクトデザイナー。2016年の入社以来、美容家電などレディースビューティ商品担当。学生時代には化粧品メーカーでアルバイトをするなど美を追求し続けている。
肌を整える時間を通して気づく、自分を大切にすることの豊かさ。
〈パナソニック〉のプロダクトデザイナー・田原彩友美さんは入社以来、美容家電一筋。出会って早々、伊藤まさこさんの美しい肌に興味津々の様子。〈パナソニック〉の新型美容家電と、伊藤さんが愛用する鏡を前に、スキンケアの話から対談が始まりました。
田原彩友美(以下田原) 本当につやつやのお肌ですね。毎日どんなお手入れをされているか気になります。
伊藤まさこ(以下伊藤) 美容は掃除とすごく似ていると考えているんです。部屋は飾る前に整えなくちゃだめでしょう? しかも散らかってからではなくて、気づいたときにさっと片付けておくのが大切ですよね。
田原 そうですね、こまめに。
伊藤 美容に置き換えると、肌が綺麗じゃないといくらメイクしてもうまくのらないということ。そして、荒れてから整えるのではなくて、こまめにケアをする。何よりも大切にしているのは保湿です。朝は掃除をしながら、夜はネットフリックスを見ながらのパックが日課。家にいるときは、乾いたと思ったら化粧水を。飛行機に乗るときも、ずっとヒタヒタしています。
田原 機内用にボトルを用意されているんですか?
伊藤 コットンに化粧水を染み込ませて持ち込むんです。私の場合、カサカサになると赤くなるので、それだけは避けようと。とにかく毎日ケアですね。
田原 コツコツですよね。ベースがいい状態のほうがメイクも引き立つので、私も日頃のケアを意識しています。肌や髪は手をかけた分だけ応えてくれるので。
伊藤 人に見られるからだけじゃなく、自分自身が気持ちいいからいろんなケアを頑張るんですよね。
田原 肌の調子がいいと楽しい気持ちで過ごせます。伊藤さんは日頃のケアに加えて、ときには特別な肌のメンテナンスをされることもありますか?
伊藤 自分でできない範囲はエステでプロに任せたりするんですが、ここに並んでいる美顔器のように美容家電もどんどん進化しているでしょう。自分に合うものを取り入れたいと、アンテナを張っています。
田原 化粧品や美容家電は、たくさんの選択肢のなかで自分に合ったものを選ぶのは大変ですよね。
伊藤 だから使い心地だけじゃなくて、置いた姿がかわいいものや、手に取って気持ちのいいものを選んでいます。今日持ってきた鏡だってそう。頭の先からデコルテまで映る楕円の形や、さっと取り外して手鏡にもなるという機能性も備わっていて。日々使うものだから、暮らしに馴染む、素敵なものがいいですよね。
田原 〈パナソニック〉が目指しているのも、そんなデザインなんです。私自身、スキンケアや化粧品にとても興味があるので、「自分がユーザーだったらどう思うかな?」と考えて、ものづくりをしています。
伊藤 自分が毎日使いたいと思うものを、作っている。
田原 極論でいえばそうですね。入社して初めて買った自社製品が美顔器で。どうしても特別な道具という感じがしてしまうので、化粧水や美容液を使うように、普段のスキンケアアイテムのひとつとして生活に溶け込むものが作りたいと思ったんです。化粧水のボトルと並べて置けて、すっと手に取れるような。
伊藤 新型の美顔器(「バイタリフト RF」と「イオンブースト マルチ EX」)は、立てて置けるんですね。
田原 市販の化粧水のボトルは高さが180㎜のものが多かったので、同じくらいに設計をしました。
伊藤 大きかったり重かったりすると、それだけでちょっと手が出しづらいですもんね。
田原 それから、綺麗にするための道具が使ったあとに汚いのは嫌なので、防水仕様にしました。Type-CのUSB端子で充電できるようにしたので、専用のアダプター以外も使用できます。今の生活に合わせて、どうデザインしたらよりよくなるかを意識しています。
伊藤 Type-Cが使えるのはとても便利ですよね。
田原 使うときに機械っぽさを感じて気分が下がらないよう、ビスを見えなくしたり、化粧水のボトルのような透け感のあるルックスにしたり。そのうえで女性の手でも持ちやすいサイズにするなど、見た目と使い心地のバランスも追求したんです。
伊藤 なるほど。細かいところまで。
田原 はい。店頭で他の商品より目立とうとする派手さよりも、暮らしに溶け込むことを大切にしたくて。
伊藤 使う側の目だって肥えましたよね。派手すぎるとちょっと……と、多くの人が思うようになった。
田原 洗練されたデザインになって、お客様により価値を見いだしてもらえている実感があります。
伊藤 それくらい、ものとしての感じがいいって、すごく大事なことですからね。
田原 作り手としては、「買ってよかった」ってちょっと笑みがこぼれるくらいに、ときめきを感じてもらいたいんです。自分の肌を整える時間は、自分と向き合う大切な時間。だからこそ、きちんと役に立って、デザインのいいものがそばにあってほしい。
伊藤 そんなアイテムが身近にあれば、肌としっかり向き合いたくなりますね。調子を確認しながら自分と向き合う時間をつくると、日々を気持ちよく過ごすこと自体が美容にとっていいことなんだと気づきます。
田原 肌だけじゃなくて、そもそも体によいことを。
伊藤 そう、たとえば仕事を17時に終えたり、部屋を常に整えたりするのも、ストレスを溜めずに暮らしていたいから。体と心の声を聞いて、暮らしのあらゆる場面で心地よくいられるように過ごしていると、美容を含めてよりよい日々が送れるのかもしれません。
photo : Yoshiki Okamoto text : Mako Yamato