FOOD 食の楽しみ。
100年先へと喫茶文化を受け継ぐ、ネオ喫茶『小川珈琲 堺町錦店』が誕生。February 25, 2022 / 〔PR〕
喫茶文化を象徴するネルドリップで、エシカルコーヒーを提供する。
1952年に創業した〈小川珈琲〉は、豆の焙煎から販売まで広く手がけてきた京都を代表するロースター。常に”本物”を提供することを追求し続ける姿勢は、70周年を迎えた今も一貫して変わらない。'90年代にはいち早くサステナブルを意識し、オーガニックコーヒーを発売。2000年代に入るとバリスタの育成を手がけ、世界チャンピオンも輩出してきた。
'20年には東京・桜新町に『OGAWA COFFEE LABORATORY』をオープンさせ、進化し続けるコーヒーに触れる体験を広く提案。その一方で大切にするのが、地元・京都に受け継がれる喫茶文化。そのカルチャーをベースに、サステナブルなコーヒーを体験する場が『小川珈琲 堺町錦店』となる。
「“100年先も続く店”をコンセプトに、長年取り組んできたサステナブルな活動を、より深く体験していただくための場としてエシカルコーヒーのみを揃え、日本の喫茶文化の原点を見つめ直すべくネルドリップで提供する。我々にとっても新たな挑戦となりました」と〈小川珈琲〉常務取締役の宇田吉範さんは話す。
新たな伝統を作るのは、明治時代から受け継がれる京町家。
未来へと受け継がれる新たな喫茶店の舞台となったのは、伝統的な京町家。クリエイティブディレクターに南貴之を迎え、佐々木一也が建築デザインを手がけた空間はモダンな雰囲気を纏って一新された。カウンターの上は吹き抜けにして開放感を。梁や柱は洗いをかけて軽やかに、凹凸のついた壁は日本建築の伝統的な真壁をモチーフにしながらもモルタルでモダンに。中庭の構造はそのままに、ミニマムなコンクリートで覆い、〈TSUBAKI〉による植栽で自然を感じさせている。
喫茶店文化を再構築する新たな喫茶メニュー。
サステナビリティの観点から、地産地消の食材に焦点をあてたのも大きな特徴。なかでも店内で焼き上げる食パンは、「100年先も食べ飽きない、毎日食べられる食パン」であることを大切に開発されたもの。材料には京都産の小麦を使い、『ル・プチメック』創業者の西山逸成が独自のレシピを開発。ジョスパーチャコールオーブンで調理し、提供されるトーストは、外側は炭の香りをまとって香ばしく、中はふんわり。主張しすぎず、コーヒーや料理に寄り添う味わいとなっている。ほかにも九条ねぎを使ったサンドイッチやスープ、白餡や抹茶を使ったドリンクなど、地元食材の可能性を広げるメニューも展開。意外性のある姿で現れる、喫茶店の定番のミックスジュースなど、メニューもまた進化した喫茶店を感じさせるものが揃う。
コーヒー、空間、メニューと、100年先に受け継がれていることを想像させる、ネオ喫茶店の登場だ。
SHOP INFORMATION
住所:京都府京都市中京区堺町通錦小路上る菊屋町519-1
電話番号:075-748-1699
営業時間:7:00〜20:00(19:30LO)
定休日:無休
instagram:@ogawacoffee_nishiki
photo:Shinnosuke Yoshimori text:Mako Yamato