BEAUTY 明日のキレイのために。
真摯なものづくりから生まれた唯一無二のプロダクト。&Beauty キレイの理屈 〈ネロリラ ボタニカ〉 January 25, 2022
肌、心、土壌と地域の"3つの再生"をテーマに、地球、自然、人との繋がりを大切に、ものづくりに取り組んでいる〈ネロリラ ボタニカ〉が5周年を迎えた。ブランドディレクターでメイクアップアーティストの早坂香須子さんが、「いい水、いい泥、いい油があれば人の美は叶う」という自身の経験やメソッドを具現化し、3つのプロダクトからスタート。天然成分や、その抽出法にもこだわり、唐津市の温州ミカン他、国産の柑橘の花から抽出した香りを"ジャパニーズネロリ"と定義しているのも印象的だ。看護師でもあった早坂さんは、アロマテラピー、植物療法にも精通。独自の審美眼を生かし、まず手がけたのが2層式の美しいオイルセラム。もともと、メイク前の肌を整えるアイテムとしてオイルと水を1:1でブレンドして使っていたことから着想を得て製品化。奇跡の万能薬とも呼ばれるタマヌオイルに宇和海のパールパウダー、キメが整って感動したという奈良の「ごろごろ水」など、とっておきの素材を組み合わせていった結果、すべて天然の色素でオーラソーマでいう「再生」のボトルと同じ、イエローとピンクになったという逸品だ。
かつて旅先でインスパイアされたこともすべて引き出しになり、ものづくりの際に、自身の思いに加え、感性や知識、経験値を組み合わせていくと、最上級のレシピが出来上がるという。「本当に欲しいものしか作らない」を信念に、香り、テクスチャー、効果などすべてに一切妥協がない。この「ブライトニングモイスチャーローション」も同様、金沢の酒蔵・福光屋の日本酒酵母エキス、北海道のハマナス生体水、ピンクロックローズエキスなど、パワフルな素材を集結させた。また、原料生産者たちとのコミュニケーションも大切にしており、現地のハマナスを見て感じた際に、すでに決定していた製品の香りが似合わないと判断するや、香りのブレンドをし直したという。渾身の思いで作り上げたローションは、スッと肌に入る極上の使用感。
素肌を美しく、メイクでさらに美しく、手に届いたときに喜びを与えたい、という早坂さんの思いが〈ネロリラ ボタニカ〉の一つ一つのプロダクトに息づいている。だからこそ、一度使うとその魅力に惹きつけられ、手放せなくなるのだ。
※この記事は、No. 99 2022年3月号「&Beauty」に掲載されたものです。