BEAUTY 明日のキレイのために。
キレイの理屈 今も進化し続ける、美白ブームを牽引してきた製薬会社ブランド。&Beauty / October 29, 2021
〈デルメッド〉は130年の歴史を誇る〈三省製薬〉が手がけるエイジングケア化粧品ブランド。もともとプラセンタエキス配合のシミ治療や、美白有効成分コウジ酸開発など、美白ブームの先駆けでもあるブランドだけに、思い入れも強く、化粧品でできる最大のアプローチを追求、開発。製薬会社として培われた成分の研究、さらに生産までを一貫して行うブランドとして、多くの人の肌悩みに寄り添ってきた。
そもそも化粧品は、クリームや乳液といった製剤を先に決め、その中に成分を入れていくという作り方をするのが一般的だ。それに対して薬は、有効成分を効かせるために最適な製剤を決めるという逆の作り方をするのだが、製薬会社からスタートした〈デルメッド〉では、まさに成分ありきで化粧品づくりを行っている点に注目。
肌は、年齢が高くなるほど複合的なトラブルが続出するが、〈デルメッド〉では、その肌状態に対して有効性の高い化粧品を開発するために、3つのテクノロジーを駆使。1つ目は効果の高い成分を開発する成分力。2つ目は成分を知り尽くしているメーカーだからこそできる緻密な配合力。3つ目は、毎日使うものだからこその使い心地もコントロールする化粧品としての製剤力だ。
今年1月には新しい取り組みとして「ものづくり宣言」をし、新時代のものづくりへの取り組みを開始。動物実験なし、コメドフリー、パラベンフリーなど従来の厳しい基準に加え、SDGsを踏まえエコでサステナブル、エシカル、ダイバーシティという視点でものづくりの進化を提言。そして9月には、"デルメッド プレミアム シリーズ"をリニューアル。バイオマスプラスチックの容器を採用し、白衣を着た研究員をイメージした白が基調のデザインに一新。ローション、エッセンス、UVベイスの3品には、ハリとシミに同時に働きかけるシャクヤクエキス、抗酸化力の高いSTミロバラン、シミのあらゆるプロセスにアプローチする美白複合成分のピュールブランWを配合。美容成分もたっぷり配合し、防腐剤フリーも実現。潤いで満たしながら、透明感のある肌に導く。
今後も〈デルメッド〉は、製薬会社ならではの成分力、開発力で、効果と使用感の両立を目指し、研究の手を止めずに進化し続けていくだろう。
※この記事は、No. 96 2021年12月号「&Beauty」に掲載されたものです。