BEAUTY 明日のキレイのために。
キレイの理屈 下地もパウダーも不要のカラーファンデーション。『&Premium』No. 88 2021年4月号「&Beauty」より / March 13, 2021
テレワークやマスク生活などが板についてきた一方で、スッピンに近い状態が増えたことで、乾燥ダメージや油断顔が老けを加速させてしまう。そんな中〈RMK〉から打ち出された「ファンデーションはベージュだけでなくてもいい」という発想に釘付けとなった。一体、どういうこと?
かつて”外顔”といえばパウダリー人気が続く時代に、〈RMK〉は「リキッドのほうが素肌っぽい」という、リキッドファンデーション時代の幕開けを飾ったセンセーショナルなブランドでもある。それから24年。時代、事情、価値観さえも進化を遂げる今、色とテクスチャーのチカラを使い、澄んだ明るさを引き出すという、まったく新しい肌の整え方を提案。それが今回ご紹介する「RMK カラーファンデーション」。パステルカラーのリキッド状ベースメイクアイテムだ。
カラーはホワイト、パープル、コーラル、イエロー、グリーンの全5色。01(ホワイト)は、ナチュラルにワントーン明るく、02(パープル)は柔らかな印象に、03(コーラル)は血色感を、04(イエロー)は茶色くすみが気になる肌や男性にも、05(グリーン)は赤みの色ムラが気になる人に、とコントロールカラーを想起させる。ただコントロールカラーと明らかに違うのは、肌の仕上がり感。ファンデーション前に肌悩みをカバーするのがコントロールカラーの役割だとすると、肌のトーンだけをアップしたり、下地もパウダーも基本はいらないという機能設計のアプローチに大きな違いが。どちらもキレイになることが目的だが、これだけでキメも整い、軽く、シルキー。ファンデーション以上に薄膜ベールであることも、ベースメイクの固定観念を覆される。
使い方も簡単で、スポイトからリキッドを手のひらに落とし、肌にのばすだけ。02(パープル)や03(コーラル)など血色感のトーンアップなら頬まわり、額や顎先にのばすだけでも。ローズヒップオイルやグレープシードオイルなどの保湿成分で乾燥した肌もしっとりと。SPFは6〜9と控えめなので、紫外線が気になるならUV下地を先に、そのあとに重ねるといい。
ベースメイクのクリエイションは、今回がラストプロデュースとなるKAORIさん。ファンデーション×発想の転換の掛け合わせ方がお見事です。