BEAUTY 明日のキレイのために。

キレイの理屈 使うだけで地球に優しい、次世代洗顔料。『&Premium』No. 88 2021年4月号「&Beauty」より / March 05, 2021

USS by papawash | Bubble
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酵素洗顔料「パパウォッシュ」から、久しぶりの新ブランドがデビュー。人も地球もキレイにすることを目的とした、中身もパッケージも環境に配慮したアクティブバブルの洗顔料。USS by パパウォッシュ バブル 40g ¥2,000、別売り専用ボトル ¥300(イー・エス・エス ☎︎0120−830−881)

”酵素洗顔”といえば「パパウォッシュ」。1985年に発売され、今年で37年目を迎える〈イー・エス・エス〉のロングセラー製品だ。今でこそ酵素洗顔は様々なメーカーから発売されているが、当時は非常に珍しかった。女性が社会に進出してライフスタイルが大きく変わった分岐点でもあり、メイクも汚れも一品で落とせる洗顔アイテムに注目が集まり、大ヒット。キュッとした洗い上がりが特徴的で、特に大人ニキビに悩む女性に支持されたことも人気を後押し。私もファンの一人だった。
「パパウォッシュ」は多くのファンを獲得しながら、もっとマイルドな洗い上がりのものが欲しい、美白作用が欲しいなど、その時代のニーズに合わせて様々なタイプの洗顔料を展開してきた。
 そして、ここにきてさらに変化するライフスタイルに合わせて、新しいブランドとして今年ローンチしたのが〈USS by パパウォッシュ〉だ。36年間に培った酵素の力をベースに、新しい感性を持つ現代の20、30代向けに新しい洗顔料を発売。
 多忙でスキンケアに割く時間がない、潤いを残した洗い上がりを好む嗜好性の変化、SDGsに代表される社会貢献の高まり、ジェンダーレスなど、今求められる考え方を盛り込んだ新プロダクト。
 水と混ぜるだけで1秒で発泡するという自活発泡酵素を採用し、毛穴の角栓や余分な皮脂を優しく落とし、なめらかでキメの整った肌に導く。中身はすべて地球を汚さない成分で構成。つっぱり感のない潤いを残した洗い上がりで、洗うほどに肌を整えていくという処方設計だ。また、環境への負担軽減を意識し、紫外線吸収剤、マイクロビーズ、エタノール、合成香料、合成着色料、石油由来界面活性剤など13のフリーを実現。製品の詰め替え用パウチは、紙素材でありながら湿気から品質を守る機能性を叶え、ボトルは繰り返し使うという、サステナブルな面にも大きく反映。
 そして人々の、社会貢献に対して興味はあるものの、負担が大きくなかなか行動に結びつかない点についても配慮。この製品を使うだけでゴミを削減し、地球にいいことができている、という仕組みづくりをしていることも特筆すべき点だろう。
 日本人が大切にしている「洗う」文化が、地球を守る環境活動につながっていく。ものづくりにも新しい風が吹くのを感じずにはいられない。

文/久保直子
くぼ・なおこ/ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法(フィトテラピー)をツールに、ココロカラダハダケアについて独自発信。

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