BEAUTY 明日のキレイのために。

キレイの理屈 髪の3層にアプローチする、ダメージリペアシリーズ。『&Premium』No. 83 2020年11月号「&Beauty」より / October 10, 2020

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AVEDA | botanical repair shampoo / botanical repair conditioner
〈アヴェダ〉のなかでも最高峰に位置づけられる、ダメージケアにアプローチする新ヘアケアシリーズ。左から、ボタニカル リペア シャンプー 200ml ¥3,800、同 コンディショナー 200ml ¥4,000(アヴェダ ☎0570−003−770)

個性的なヘアスタイルを楽しむ人が増えているなか、これまでのダメージ補修からもう一歩前進した、髪の強度を包括的に上げる高機能なヘアケアシリーズ”ボタニカル リペア”全5品が〈アヴェダ〉より誕生した。〈アヴェダ〉といえば、現在世界に約9000のサロンを有しているが、創業当時から地球環境に配慮したコンセプトを貫いている、ボタニカルサイエンスなブランドでもある。新しく発売となるこの”ボタニカル リペア”も、94%自然界由来成分からなるヴィーガン製品で、なんと開発に6年の歳月をかけた革新的なグリーンテクノロジーに着目。シリーズのなかで最もラグジュアリーなケアで、ダメージヘアに悩む高感度なヘアケアユーザーを魅了する。
髪の強度と、これまでにないドラマティックな髪の生まれ変わりを実現するため、”ボタニカル リペア”は、3つの主要な髪の層にそれぞれ働きかける修復技術=ボタニカル ボンド テクノロジーを開発した。まずコルテックスという髪の芯となる部分には、毛髪内部のケラチン間の結合の骨組みからアプローチをし、まるで手と手をクロスで絡めたかのようにしっかりと補強。さらにキューティクルには、髪を滑らかにする3種のオイルブレンドを開発し、髪の縮れや切れ毛を予防、そして外的要因の影響を受けやすいFレイヤーという毛髪の外側には、髪本来がもつ保護膜に近い、独自のトウモロコシ・ココナッツ由来の擬似成分で、髪をしっかりとバリアしてくれる。コルテックス、キューティクル、Fレイヤーの3層に異なるテクノロジーを採用する多面的アプローチの発見は、有機化学や高分子化学などの分野まで見据えたもので、約40年以上にわたるグリーンケミストリー研究の末、辿り着いたものなのだ。
シャンプー、コンディショナー、2種の集中トリートメント、そして洗い流さないトリートメントの5品の中でも、集中トリートメントのいずれかと、230℃の熱まで耐性を期待できる洗い流さないトリートメントをデイリーケアに上手に組み込むことで、髪の毛先までのダメージが歴然と整いやすくなる。しかも、密度の高まり感はあれど仕上がりは実に軽やか。3つの層にしっかりと成分が行き届くと、脆さを感じ始めた退色気味の髪色でも、再び奥行きが生まれるんですね。

文/永富千晴
ながとみ・ちはる/美容ジャーナリスト。〈club C.〉主宰。女性誌やウェブで、企画、編集、執筆に携わる。美容コミュニティを通じてリアルビューティを追求。

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