BEAUTY 明日のキレイのために。

キレイの理屈 製薬会社が取り組んだ本気の美白学。『&Premium』No. 76 2020年4月号「&Beauty」より / March 07, 2020

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TRANSINO | Whitening Clear Lotion EX / Whitening Clear Milk EX / Whitening Essence EX II / Whitening Repair Cream EX
製薬会社のしみケア総合ブランド"トランシーノ薬用スキンケアシリーズ"。右から、トランシーノ 薬用ホワイトニングクリアローションEX 150ml ¥3,200、同 薬用ホワイトニングクリアミルクEX 100ml ¥3,200、同 薬用ホワイトニングエッセンスEXⅡ 30g ¥4,500、同 薬用ホワイトニングリペアクリームEX 35g ¥4,000*価格はいずれも編集部調べ(第一三共ヘルスケア/トランシーノ相談室 ☎0120−013−416)

製薬会社、第一三共ヘルスケアのしみケア研究から生まれた〈トランシーノ〉は、体の内側からは医薬品、外側からは美白有効成分トラネキサム酸を配合したスキンケアで、しみへアプローチすることを提唱し続けてきた。
5年に1度のペースで美容液をリニューアルするなど、じっくり商品開発をして製品を育ててきたが、2020年シリーズをリニューアル。改めて、〈トランシーノ〉というブランドの理念を整理し、新しい価値を提供したい、という思いで、「美白学」という新しい概念を掲げた。この「美白学」は、美白*1肌を根本的に見直した独自の考えを表しており、しみのメカニズムに準ずるスキンケアだけにフォーカスするのではなく、しみがあるときの心理状態や、理想の美白肌など、全方位から美白肌を徹底的に追求して研究している。
美白肌の印象を決める、明るさ、透明感、色ムラ、潤い、影*2、毛穴という6つの要素に着目し、製品を使ったときの肌への有効性をスコアで数値化。製薬会社らしく、エビデンスとして透明感を表した。この試験結果をベースに〈トランシーノ〉が行ったのは、第一三共が開発したトラネキサム酸に改めて着目し、その効果を引き上げるという処方に挑むということ。トラネキサム酸は、ホルモンバランスによってできてしまうしみの一種、肝斑にもアプローチできる内服の成分としても広く知られている。
効果を引き上げるポイントは、角質層に深く浸透させること。そのためにサポート成分を配合し、美容液にはナノサイズのリポソームを採用。トラネキサム酸開発メーカーだからこそできる、最新技術を結集。美容液の浸透*3性は言うまでもないが、化粧水のみずみずしさ、毛穴目立ちをケアしながら肌をふっくらさせるミルク、とろりとしたクリームのテクスチャーや効果実感も素晴らしい。UVベースに至っては、有効成分を配合しながらノンケミカルを実現。どの製品も完成度が高く、「美白学」が凝縮されている。内服薬も、60日分の大容量を新たに発売するなど余念がない。
しみを薄くするだけでなく、パッと見たときの肌印象を考えた、白さ、質感、潤いなど、ニーズを叶える全方位美白。一度手に取れば、「美白学」に裏付けされた、強力な効果を実感できるはず。

文/久保直子
くぼ・なおこ/ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法(フィトテラピー)をツールに、ココロカラダハダケアについて独自発信。

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