BEAUTY 明日のキレイのために。
キレイの理屈 幹細胞のパイオニアが生んだ次世代スキンケア。『&Premium』No. 74 2020年2月号「&Beauty」より / January 11, 2020
医療で用いられるテクノロジーを応用した、基礎化粧品の進化が目覚ましくなってきている。その新たなる一歩を踏み出したのが〈パルファン・クリスチャン・ディオール〉。確かな効果を持つエイジングケア製品を生み出すため、約30年前から、〈ディオール〉の研究者だけでなく、生物学者、世界屈指のリサーチセンターや大学と提携し、細胞や代謝作用、老化プロセスの解明をし続けてきた〈ディオール〉。そして2019年、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授が所長を務める京都大学iPS細胞研究所CiRA(サイラ)との共同研究がスタートし、加齢による幹細胞変化のさらなる理解を目指すことを発表した。CiRAが海外の化粧品メーカーと共同研究を行うというのは、初めての取り組みということもあり、その期待値は計り知れない。
その成果の第1弾として発表されるのが2020年1月発売の「カプチュール トータル セル ENGY」
のシリーズ。2008年から幹細胞の研究力を強めてきた「カプチュール トータル」が、ここで一気にニューサイエンスなシリーズとして昇華。
ここで注目なのは、加齢とともに減少するのは幹細胞の数ではなく、そこに潜在するエネルギーだったという事実。年齢を重ねると幹細胞の潜在的なエネルギーが半減し、再生力も低下する、ということだ。そこで、今回のシリーズでは、この潜在的なエネルギーを再活性化し、肌の原動力である幹細胞の再生力を全面的に回復させてしまおう、という技術を取り入れた。
1667種類の成分から、スーパーな活性効果を持つ4種類の花の成分を組み合わせ、その相乗効果で潜在的なエネルギーを目覚めさせる。さらに吸収率が従来より30%アップするという、バイオ発酵によるリポペプチドの配合も新しい。
アイテムは全5品。なかでも注目なのは「スーパー セラム」という深層部に届く美容液で、吸収率だけでなく、次世代ヒアルロン酸における持続性は、なんと標準的なヒアルロン酸の13倍! みずみずしくライトなテクスチャーでありながらも、圧倒的な技術で瞬く間に肌がしなやかさを取り戻し、シワっぽさがなくなるという、その早さにも驚くはずだ。ラグジュアリーとサイエンスの見事な共演を、あなたの肌でもぜひご実感あれ。