BEAUTY 明日のキレイのために。
キレイの理屈 奥深い哲学から生まれたブランドのDNAカラー。『&Premium』No. 74 2020年2月号「&Beauty」より / January 05, 2020
ここ数年、赤を中心に鮮やかなリップをつけた女性が街のあちこちで見られるようになった。そのリップ人気を牽引してきた〈シュウ ウエムラ〉
が「赤のルージュ」を2年連続で発売する。
創設者・植村秀さんは、スキンケアからベース、メイクまで、女性の美は一続きである、ということを生前いつも口にしていたという。
そんな女性美に独自の哲学を持つ〈シュウ ウエムラ〉だが、特に赤のルージュに関しては思い入れが強い。それもそのはず、1975年に赤のルージュを発表し、1983年に表参道ブティックオープン時には16色の赤のルージュを展開し、ブランドのDNAカラーとして受け継いできたのだ。
日本の伝統美は、白無垢の花嫁姿に代表されるように白・赤・黒の、3色のバランスで成り立っていると〈シュウ ウエムラ〉では考えているが、なかでも赤の配色の要素をもっとも大切にしている。私たち黄色人種である日本人は、肌質的には黄みがかった赤がなじむ。難点は、やや古くさい印象に仕上がることだ。逆に、青みがかった赤をつけると、顔色が悪く見えてしまう。このどちらにも偏らず、顔色を明るくして、かつ古くさく見えないように発色する赤。女性の魅力を引き立て、どんなスキントーンの人でも似合う、永遠の魅力を持つ色、赤を、とことん追求して生まれたのが、究極の赤=RD 163だ。
「アーティストブランドの責任としてつくりたい」
という熱い想いで、今秋には5つのテクスチャーから33色の赤リップが誕生。さらに、この究極の赤を含め、ホログラムやグリッターをちりばめた、刺激的な赤リップのバリエーションが、2020年元日に限定発売される。明るいものからダークトーンまで網羅し、マット、艶、輝きなどの質感違いを加え、赤の可能性がグンと広がった。
RD 163といい、ここまで赤にこだわってリリースしたブランドは他にないだろう。
リップ人気が加速したことは、化粧品のピグメントの進化が大きいという。なめらかな塗り心地に加え、繊細なグリッターが唇をより引き立てる。
赤を選ぶときには、リップを繰り出して唇に添えて、首との色を見比べると、自分の肌がどう見えるかが確認できるとのこと。ぜひ自分にとっての「究極の赤」を探してみてほしい。