BEAUTY 明日のキレイのために。
キレイの理屈 カリスマネイリストが生み出した運命のベージュ。『&Premium』No. 72 2019年12月号「&Beauty」より / November 02, 2019
ベージュは、赤に次ぐネイルのスタンダードカラー。この秋、トータルビューティサロンブランド〈uka〉から産声をあげたのは、「uka ベージュスタディ ツー」という6本のベージュネイルたち。春先に出版した『雰囲気からして美人』(ダイヤモンド社)の著者でもあるネイリスト渡邉季穂さんが生み出したベージュだけあり、手元だけでなく、雰囲気までも美人にアップグレードしてくれる"お見立てカラー"が揃っていました。
まず全体に流れているのは、ベージュでありながらも漂う、素敵な"くすみ色感"。何色とはっきり言えないようなスモーキーな色合いは、彼女の得意とするところ。おおっぴらには見せたくない荒れた手元にも、夏の日差しに直撃されてしまったくすんだ手元にも、素晴らしくしっくりと馴染んでしまうほど。正直、どの色を選んでも季穂さんマジックに見事にかかります。
6本の色説明もまた秀逸。「1/2(ニブンノイチ)calm」─ブレない気持ちが安心感をもたらしてくれるようなグレイッシュなピンクベージュ、「2/2(ニブンノニ)modest」─背筋を伸ばして相手の目を見て話したくなるような王道のベージュ、「3/2(ニブンノサン)grace」─自信と謙虚さのバランスを纏わせてくれるようなパープルベージュ、「4/2(ニブンノヨン)gentle」─やわらかな笑顔についつい頼りたくなるような王道ピンクベージュ、「5/2(ニブンノゴ)warm」─変わらない包容力に甘えたくなるようなイエローベージュ、「6/2(ニブンノロク)solid」─芯の強さが信頼感をもたらしてくれるような深みのあるグレージュ、と忙しい女性たちの背中を押してくれたり、優しく包み込んでくれるようなメッセージ。
自分にはベージュは似合わない、と常々思っていたのですが、「ニブンノイチ」に電流が走り、そして「ニブンノヨン」によろめき、「ニブンノサン」を黒いお洋服に合わせたい、とまるでフィッティングルームにいるようなワクワク感も体感。
さらに、お気に入りの一本を見つけたら、同時発売のシロップのようなクリアな質感の「カラートップ&ベースコート」を挟むことで、ベージュのニュアンスが微妙に変化するのもまた一興。この秋、運命のベージュとの巡り合いの時間を見つけてみてください。