BEAUTY 明日のキレイのために。
キレイの理屈 一日の肌疲れを癒やす、独特のとろけ感。『&Premium』No. 72 2019年12月号「&Beauty」より / November 16, 2019
今でこそ、スキンケアで市民権を得ているクレンジングバームだが、9年前に〈DUO〉が誕生した頃はまだ市場には少なかった。〈DUO〉はスキンケアラインの一つとして「デュオ ザ クレンジングバーム」を発売し、これが美容ブロガーの目に留まり紹介されたことで、一気に注目を集めた。一度使って良さを実感した人がリピートするという流れで人気が爆発し、今年9月末の時点でシリーズ累計1000万個の出荷を達成している。
〈DUO〉の製品コンセプトは、「ネイチャー」と「サイエンス」を掛け合わせ、土台力を養うこと。肌が本来持つ機能を最大限生かし、肌にとってベストに近い状態に導くために、処方開発をスタート。当時はアルコールや石油系合成界面活性剤を無添加にしたコンセプトポリシーが、製造サイドになかなか受け入れられなかったという。特にクレンジングバームは、テクスチャーにかなり苦労したそう。手元の圧で溶かすという珍しい処方を採用し、温度変化を受けにくいというのが最大の特徴。マイクロカプセルに美容成分や洗浄成分を配合し、それが肌にのばしたときに押し出される処方設計だ。カプセル自体がソフトスクラブ効果を発揮し、毛穴に入り込んで古い角質などの毛穴汚れを洗浄するシステム。弾力性、クッション性のあるカプセルなので、肌負担もなく、なめらかに洗い上がるのも特筆すべき点。
これ一つでクレンジングから洗顔、角質ケア、マッサージケア、トリートメントなどの5つの機能を持ち、さらにとろける使用感で、疲れた肌と心を癒やす。しっかり汚れを取り去るのに肌はもっちり。スパチュラが蓋裏にきちんと収まるパッケージ設計も人気の秘密だ。
クレンジングバームは、通常のものに加えクリア(毛穴)、ホワイト(美白)と3種類を発売しているが、その中で毛穴に特化したクリアは、開き毛穴やたるみ毛穴にも働きかける「デュオ ザ リペアショット」と併用することでさらに効果がアップ。クレンジング後まずこの美容液でリペアし、次に化粧水、乳液を使って肌自体を活性化して土台を整えるというのが〈DUO〉の考えだ。
ライン共通成分はなく、製品ごとに最大の効果を発揮する処方を模索。肌の土台をつくり、悩みを根絶する商品力に、ますます虜になりそう。