キレイの理屈 スキンケアしながら肌を整える美容液ファンデーション。『&Premium』No. 69 2019年9月号「&Beauty」より ／ August 11, 2019

創業者であるボビイ・ブラウンがブランドから退任してから約2年半。彼女が大切にしてきたフィロソフィー、「ダイバーシティ（＝多様性）」そして「インクルージョン（＝一体性）」を受け継ぎ、新生〈ボビイ ブラウン〉は、ブランドとしてさらなる進化を遂げようとしている。
当時から特にこだわっていたのは、ベースメイクプロダクト。ファンデーションはすべての人種、肌色になじみ、上質な肌に整えられることを軸に開発してきた。その製品作りの姿勢は今でも変わらない。〈ボビイ ブラウン〉のファンデーションは、色補整に優れているのが大きな特徴の一つ。肌のトーンを整えるピグメントの効果で、薄づきなのに赤みやくすみなどを自然にカバーして、肌そのものを生き生きと見せてくれるのだ。
4年前に「インテンシブ スキン セラム ファンデーション」が生まれたのも、ベースメイクを追求していく過程でのこだわりが大きい。
それまでもハーブをふんだんに使っていたボビイ・ブラウンだが、その時に目をつけたのが、「冬虫夏草」だ。中国では古くから使われてきた滋養強壮の漢方で、免疫力を高め、細胞の修復力にも優れているといわれ、珍重されている。
この冬虫夏草を使って、じっくりスキンケアをする時間が取れない多忙な現代女性にできることを考えた。一日の中で肌に一番長くのせているものは、実はファンデーションだ。この時間を使ってスキンケアすることができたら、もっと多くの女性の肌を美しくできるはず、と逆転発想。肌にエネルギーを与えてくれる冬虫夏草と、海洋プランクトンの一種であるアルテミアエキスを配合することで、艶やかで疲れ知らずの肌に導くことを実現したのだ。つけていればいるほど肌が元気になり、しかも落とす瞬間までも美しい。これまでにないファンデーションの絶大な効果に魅了された女性たちが、こぞって支持し、〈ボビイ ブラウン〉の人気ナンバーワンのアイテムとなる。
スキンケアとメイクアップを完璧に融合させた、「美容液ファンデーション」へのニーズの高さは予想を遥かに上回り、このシリーズをさらに拡張していくことが決定しているという。スター製品とともにますます進化していくブランド展開からも目が離せない。