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これぞ、育毛ケアの救世主。〈ジョンマスターオーガニック〉のセラム。June 27, 2025

john masters organics | hair growth essence
john masters organics | hair growth essence
摘果りんご、宇陀金ごぼうのほか、ツバキ油など頭皮環境を整える成分も配合。タオルドライをしたあと手軽に育毛ケアができるロールオンタイプ。販売名:ジョンマスター C&A薬用スキャルプエッセンス〈医薬部外品〉50㎖ ¥5,940 (ジョンマスターオーガニック 0120−207−217)

りんご×ごぼうで叶える、医薬部外品の育毛セラム。

 髪が気になり始めたとき、私たちはようやく「頭皮」という土壌の大切さに気づく。でも本音を言えば、育毛ケアはちょっと大げさに感じたり、続けるのが億劫だったり……。そんな気持ちに寄り添ってくれるのが〈ジョンマスターオーガニック〉から登場した「薬用 ヘアグロースエッセンス」だ。創業から30年、自然の恵みで頭皮と髪を健やかに導くというフィロソフィーを守り続けてきたブランドが、今回、初めて医薬部外品の処方に挑み、本格的な育毛効果と自然由来成分99%のナチュラルケアの両立を叶えている。
 まず注目すべきは、その設計思想。発毛サイクルの3つのステージ(成長期・退行期・休止期)にそれぞれ対応する成分を組み合わせることで、「抜けにくく、長く、太く」育てるアプローチを採用。なかでも目を引くのが、未利用資源として注目されている摘果りんごと、奈良の伝統野菜「宇陀金ごぼう」の活用だ。未熟なまま摘み取られ、通常廃棄されてしまう摘果りんごには、ポリフェノールが豊富に含まれ、毛根まわりの環境を健やかに整えることが期待されている。このアップサイクル原料を育毛領域で活用したのは育毛業界で初めてというから、まさに挑戦的な一歩だ。
 一方、宇陀金ごぼうは古くから滋養強壮に用いられてきた伝統野菜であり、頭皮の根幹ともいえる”バルジ領域”に働きかける成分を含有。幹細胞の健やかな働きをサポートし、髪本来のボリューム感を引き出す力に寄与することも期待されている。さらに、血行をサポートするニンジン抽出液や、年齢に応じたケアに欠かせない6種の植物エキスなど、自然の知恵と科学を融合した処方にも注目したい。こうした成分の組み合わせからは、環境や時代に寄り添う配慮と、髪を育むことへの本気度が見て取れる。
 そして、容器はロールオンタイプなので、朝晩2回の使用を自然と習慣化しやすい。分け目にコロコロと転がすだけで、育毛ケアのハードルがぐっと下がるのも嬉しい。そして、香り。精油100%処方で、フルーティなりんごのニュアンスとハーバルな温もりで心まで整えてくれる。育毛ケアは、続けたくなる理由があってこそ。その意味でも、この育毛セラムは、成分への期待、心地よさ、未来への手応え、どれも抜かりがない一品だ。

文/永富千晴
ながとみ・ちはる/美容ジャーナリスト。〈club C.〉主宰。女性誌やウェブで、企画、編集、執筆に携わる。YouTubeチャンネル「永富千晴キレイの未来」も。

photo : Shinsaku Kato
※この記事は、No. 140 2025年8月号「&Beauty」に掲載されたものです。

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