NICHIYOHIN 暮らしを豊かにする道具。
インテリアスタイリスト・大谷優依さんが教えてくれた、しまい込むのがもったいない、 デザインのいい収納箱。新生活のための、ショッピングマニュアル。June 08, 2025
インテリアに寄り添う、 有機的なデザインを。
改めて部屋づくりに取り組んだり、あるいは引っ越しをしたりして収納を組むとき、“とりあえずざっくり入れておける”箱があるととても便利。しまわずに置いておけたらなおよし。オープンラックに佇む姿が様になり、インテリアとも調和する。そんな収納箱をインテリアスタイリストの大谷優依さんが紹介してくれた。
「まずおすすめしたいのは飾るような感覚で置けるもの。こまものをまとめられる〈鳩居堂〉の文具箱は、表面に漆のような質感があって独特の存在感があります。手仕事のかごもおすすめ。〈スノ&モリソン〉のバスケットは柔らかなシルエットながらモノトーンデザインが上品」
〈トウ〉のラタンボックスはサイドテーブルとしても使えるくらいのサイズ感。「小回りが利く収納はデスクまわりで使うような無機的なデザインが多いですが、これならダイニングのインテリアにもフィットしますよね」
〈ディアンドデパートメント〉の箱は、好みの柄を見つけては購入するという大谷さん。
「気に入った箱はとりあえず買っておくのが鉄則。日々移ろうライフスタイルのどこかで活躍するタイミングがきっとやってきますから」

大谷優依インテリアスタイリスト
エディトリアルデザイナーを経て、2012年インテリアスタイリストとして独立。ライフスタイル雑誌をはじめとした女性誌を中心に、雑貨・インテリアの紹介、空間イメージのスタイリングを担当。その他、企業ブランドのカタログ、広告、空間演出などを手がける。
photo : Satoshi Yamaguchi illustration : naohiga text : Ryota Mukai (p.88, 89, 94), Mariko Uramoto (p.98)