BEAUTY 明日のキレイのために。
小じわや乾燥、肌荒れ……。植物の力で、あらゆる肌悩みにアプローチする〈アルビオン〉の万能化粧液。March 25, 2025

ブランド独自の植物発酵液「ミュラ™」を含む万能濃密化粧液。ふだんの化粧水に置き換えて、もしくは化粧水の後にプラスして使用。別売りでディスペンサーも。80㎖(¥7,700)もあり。160㎖ ¥14,300(アルビオン 0120−114−225)
植物を発酵させた「ミュラ™」が鍵を握る濃密化粧液。
世界遺産である白神山地の麓に位置する、〈アルビオン〉の研究所と農場が誕生したのは2010年のこと。豊かな緑と良質な水に囲まれた環境で、化粧品原料となる植物の栽培と研究を行っている。
昨年50周年を迎えたブランドのスターアイテム「スキンコンディショナー」と並ぶ、第二の柱となる商品を育てるため2019年に開発されたのが、濃密化粧液「フローラドリップ」。そして2025年1月に2代目「フローラドリップ s」として生まれ変わった。乳白色のまろやかなとろみのあるテクスチャーは、肌にのせた瞬間にさっと浸透。コウスイハッカなどを含むハーバルな香りは、心からリラックスできるとファンが多いそうだ。
美容液のような効果実感であらゆる肌悩みに応えていく、この万能化粧液。初代から変わらず鍵となっているのが植物発酵液「ミュラ™」である。ブランドの農場で有機栽培した薬効の高い厳選植物(コウスイハッカ、タチジャコウソウ、ヤグルマギク、カワラヨモギ、ヤマヨモギ)を、200種以上の酵素を作り出すことができる希少な純白麹”しらかみ”で発酵させ、生み出されたもの。最新の解析によれば、「ミュラ™」にはビタミン、ミネラル、アミノ酸、フラボノイドといった栄養成分をはじめ、なんと8449もの膨大な数の有効成分が凝縮されていることが判明したとか。
2代目には、白神の農場で育った葡萄のヤマ・ソービニオンの種子から抽出した「白神産ヤマ・ソービニオン種子エキス」を新たに配合。時間をかけて種子を自然乾燥させ、特別な機械を使った”エッセンシャルエクストラクト法”で丁寧に抽出。液化ガスを用いて、種子に含まれる美容成分を余すところなく取り出すことに成功した。心地いい感触はそのままに、浸透力と保湿力を向上させた点にも注目したい。種子エキスが高い抗酸化作用をもたらす希少なポリフェノールを含んでいることで、「ミュラ™」の力をより高め、小じわや乾燥、肌荒れなど、さまざまな肌悩みにすぐさまアプローチ。角層まで潤いを与え、透明感のあるなめらかでハリのある肌へと導いてくれるのだ。
最新の技術を駆使することで、自然や植物のポテンシャルを最大まで引き出した「フローラドリップ s」。ブランドの次なる顔となる一本として、新たな一歩を、力強く踏み出している。
くぼ・なおこ/ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法(フィトテラピー)をツールに、ココロカラダハダケアについて独自発信。
photo : Shinsaku Kato
※この記事は、No. 137 2025年5月号「&Beauty」に掲載されたものです。