FASHION 自分の好きを身に付ける。
〈ドゥロワー〉、〈ロワズィール〉etc。
春の陽射しに誘われて。思わず出かけたくなる服をワードローブに。&selectionApril 02, 2022
刺繍レースで仕立てた花びらが舞う〈ドゥロワー〉のブラウス。
〈ドゥロワー〉の新作から、春の空気を体現したような軽やかなブラウスをピックアップ。花びらの縁を糸でかがった細やかな刺繍レースで仕立て、首元にはボリュームのあるボウタイをあしらい華やかさを後押し。素材は柔らかなコットンで、着心地の良さもポイント。カットワーク部分から素肌がのぞくので、インナーの色でアレンジも楽しみたい。
ブラウス¥103,400(ドゥロワー 青山店 ☎03−5464−0226)
デレク・ジャーマンの庭を着想源にした、
〈ロワズィール〉のボタニカル柄。
NY・ブルックリン在住のアーティスト、サラ・ボッカチーニ・メドウズに〈ロワズィール〉が依頼したボタニカル柄は、映像作家で園芸家でもある、デレク・ジャーマンの庭が着想源。ロング丈のコットンワンピースは身幅の広いリラックス感のあるシルエットで袖のボリュームが華やか。ウエストリボンを外せば緩やかなAラインになり、表情の変化を楽しめる。
ワンピース¥37,400(☎03−6861−7658)
春の陽射しによく似合う、〈マチュアーハ〉のパナマハット。
緻密に作り上げたシンプルな帽子を提案する〈マチュアーハ〉。美しく整えられたパナマ草の編み目には繊細な手仕事を感じられる。清涼感のある風合いも魅力的。レザーリボンの留め部分にさりげなくあしらわれた江戸紐も、作り手のこだわりを感じさせるポイントのひとつ。トップの丸みを抑えたフォルムにクラシカルなムードも漂い、これからの装いを格上げしてくれる。
ハット¥49,500(☎078−333−5060)
photo : Eri Kawamura styling : Mari Nagasaka text : Yasuko Mamiya
※この記事は、No. 101 2022年5月号「&selection」に掲載されたものです。