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向田邦子が暮らした青山にて、没後40年特別イベント「いま、風が吹いている」開催。向田邦子 × 今 / December 18, 2020
風のように駆け抜けた51年の軌跡と、いまがここに。
2021年1月14日(木)〜24日(日)、東京・青山のスパイラルにて向田邦子没後40年特別イベント「いま、風が吹いている」が開催されます。
急逝から、40年。風のように軽やかに生き、テレビドラマの脚本や小説、エッセイなど、数々の名作を生み出した向田さんの言葉は、いまもなお人々の心に響き続けています。
本展の監修者は末妹であり、向田さんに関する数々の著作を発表している向田和子さん。
和子さんは本展の開催にあたり、次のような言葉を寄せています。
51歳の生涯、その後衣食住の取材をあらゆる方々から受け、
新聞雑誌等に紹介され続け、
テレビドラマ、随筆、小説等は演劇、朗読、教科書等に採用され、
今も皆々様のお力添えのもと生き続けています。ありがとうございます。
没後40年イベント、開催。
大好きな青山の住まいから300歩。スパイラルでお待ちしています。
総合プロデューサーは、プロデューサー/ディレクター/映画監督の合津直枝さん(テレビマンユニオン)。「向田邦子×(掛ける)今」をキーワードに、新たなドキュメンタリーや舞台、コンサートなどを手がけ、これまでの回顧展とは一線を画するイベントに仕上げています。
スパイラルガーデン1階には向田さんの愛用品、生原稿、写真など、約300点の資料を展示。
会場構成はクリエイティブユニット、KIGIが手がけます。
寸暇を惜しんでおしゃれを楽しみ、美味しいものに目がなく、旅好きだった向田さんの暮らしぶりを垣間見ることができそう。
大きな吹き抜け空間には立体作品「風の塔」が。向田作品から選りすぐった言葉が、小泉今日子さんの声にのってふわりと舞い降ります。
楽しみなのは、スパイラルカフェに登場する特別メニュー「ままやセット」。
妹の向田和子さんが始めた赤坂の小料理屋『ままや』の看板メニューだった「ひと口カレー」「人参のピリ煮」「さつまいものレモン煮」を料理家の冷水希三子さんが再解釈して蘇らせます。(1日30食限定・ドリンク付)
3階スパイラルホールでは、ドキュメンタリーや演劇、コンサートを発表。
2021年1月20日(水)21日(木)に上映されるドキュメンタリー『向田邦子の贈り物』には、小説家の角田光代さんや西 加奈子さん、エッセイストの平松洋子さんなど、向田さんに魅せられた30余名が出演。「わたしと向田邦子」をおおいに語り、歌い、踊り、つくる様子を収めました。
2021年1月23日(土)は、舞台『寺内貫太郎33回忌』を上演。2021年1月24日(日)には、コンサートも開催されます。
チケットは12月21日より販売開始。また、2021年1月30日〜2月28日、テレビマンユニオンチャンネルにてオンライン配信予定です。(2020年12月21日より登録開始。期間限定、有料)詳しくは、オフィシャルサイトをご覧ください。
さらに、向田さんにゆかりのある方々を迎えたトークも開催予定。詳細は、追ってスパイラルの公式サイトにて発表されます。
向田さんの世界に改めて光をあてる本展。お出かけの際は、感染対策をお忘れなく。外出を控えている方も、オンライン配信や著作をチェックしてみては?
向田邦子没後40年特別イベント「いま、風が吹いている」
会期:2021年1月14日(木)〜24日(日)
時間:11:00〜20:00 ※会期中無休
会場: SPIRAL(スパイラル)
住所:東京都港区南青山5-6-23
入場料:展覧会は入場無料、スパイラルホール上映・公演は有料(12月21日よりチケットぴあにてチケット販売開始)
主催:没後40 年向田邦子カケル会
instagram:https://www.instagram.com/mukodakuniko_kakeru/
text:Yu Miyakoshi