〈ミナ ペルホネン〉のテキスタイルに込められた想いを、デザイナーたちが綴った『Textile Diary #02』が発売中。February 27, 2025

アンド プレミアムでもおなじみの〈ミナ ペルホネン〉。30周年を迎える今年、ブランド設立時から大切にしているテキスタイルが生まれるまでのストーリーをまとめた『Textile Diary #02』が刊行された。

本書は、『Textile Diary #01』に続く一冊。その始まりは、ウェブサイトとインスタグラムで2020年から公開されている「Textile Diary」にある。パンデミック下で、店頭になかなか足を運ぶことができない方々とテキスタイルを通じて繋がりたいという皆川 明さんの思いからスタートした連載。〈ミナ ペルホネン〉がつくり出す数々のテキスタイルへの想いが、皆川さんとテキスタイルデザイナーの田中景子さんの言葉で綴られている。それらをまとめた書籍が、昨年3月に発売された。

第2弾となる今回は、二人に加えてインハウスデザイナー数名も参加。それぞれの個性豊かな視点から、歴代のテキスタイルが生み出されるまでの物語が紡ぎ出されている。文章に寄り添うビジュアルには、写真家・在本彌生さんにより、この書籍のために撮り下ろされたものも多数。繊細な生地のディテールを捉えた写真は、まるで一枚一枚を実際に手に取っているような、親密な気持ちを呼び起こす。そして、日常の風景や空間に溶け込む着用カットを合わせて楽しめるのも見どころだ。

2冊を通じて紹介されるのは、160点ものテキスタイルから生まれる物語。〈ミナ ペルホネン〉の世界を旅する気分で、ぜひ読んでみてほしい。