〈ミナ ペルホネン〉が最大規模の企画展「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」を開催。特別な日常服を、美術館で。 / October 15, 2019
巨大なスケールの空間にミナ ペルホネンの世界が展開
2019年冬、東京都現代美術館にて「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展が開催されます。
デザイナーの皆川明さんが設立したブランド、〈ミナ ペルホネン〉。その歩みは1995年に始まり、2020年に25周年を迎えます。
コンセプトに据えてきたのは、流行に左右されず、長年着れる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」。
日本各地の生地産地と深い関係性を紡ぎながら、オリジナルの生地からプロダクトを生み出す独自のものづくりを続けてきました。
本展では、多義的な意味をもつ「つづく」をキーワードに、生地や衣服、インテリア、食器などのプロダクトに加えて、デザインの原画や映像、印刷物、挿絵など、創作の背景を浮き彫りにする作品や資料も展示します。
〈ミナ ペルホネン〉といえば、建築家・田根剛さんによる圧倒的な空間で観賞者を魅了した「1∞ ミナカケル」展(2015)が記憶に残っている方もいるはず。
本展の展示構成もまた、田根さんが手がけます。皆川さんとコンビを組み、巨大なスケールの空間をどのように仕上げるのか、期待が高まるところ。
注目は、皆川さんとクリエイター/アーティストによるクロストーク。
現代美術家・大竹伸朗さんや「ほぼ日刊イトイ新聞」を主宰する糸井重里さん、写真家・在本彌生さんなどが登壇します。スケジュールは、次の通り。
2019年11月17日(日)
14:00〜15:30 田根剛(建築家)
2019年11月30日(土)
13:00〜14:00 木田隆子(エル・デコ ブランドディレクター)
15:30〜16:30 大竹伸朗(現代美術家)
2020年1月4日(土)
13:00〜14:00 藤田貴大(マームとジプシー主宰、演劇作家)
15:30〜16:30 在本彌生(写真家)
2020年1月18日(土)
13:00〜14:00 糸井重里(ほぼ日刊イトイ新聞主宰)
2020年2月1日(土)
13:00〜14:00 菊地敦己(グラフィックデザイナー)
15:30〜17:00 葛西薫(アートディレクター)、上田義彦(写真家)
2020年2月11日(火・祝)
13:00〜14:00 皆川明 ※単独講演
15:30〜17:00 中原慎一郎(ランドスケーププロダクツ代表)、岡本仁(編集者)
トークの参加には、事前申込が必要です。詳しくは、公式サイトのチェックを。
また会期中には、トークの他にもイベントが行われる予定です。ミナ ペルホネンのこれまでと新たな「つづく」を、どうぞお見逃しなく。
ミナ ペルホネン/皆川明 つづく
会期:2019年11月16日(土)〜2020年2月16日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室3F
住所:東京都江東区三好4-1-1
アクセス:東京メトロ半蔵門線「清澄白河」駅B2番出口より徒歩9分/都営地下鉄大江戸線「清澄白河」駅A3番出口より徒歩13分
休館日:月曜日(2020年1月13日は開館)、2019年12月28日〜2020 年1月1日、1月14日
開館時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、朝日新聞社
問:03-5777-8600(ハローダイヤル 8:00〜22:00 年中無休)
チケット:一般 当日券1500円 前売券1300円/大学生・専門学校生・65歳以上 当日券1000円 前売券800円/中高生 当日券600円 ※小学生以下無料
クロストーク
会場:東京都現代美術館 講堂
定員:各回200名(抽選方式)
申込:公式サイト(ページ下部)の応募フォームから事前申込(応募期間あり)
参加費:無料 ※要展覧会チケット。当日のチケットである必要はありません。
text:Yu Miyakoshi